TOKYO ALONE

あんなことやこんなことをあなたに

ネタバレ感想『彼女が俺を好きな理由 1巻(今村陽子)』は童貞の妄想を具現化した漫画!なお現実で実践したら逮捕案件だぞ!

無料試し読みあり「彼女が俺を好きな理由 1 巻」(今村陽子)の作品紹介・あらすじ・ネタバレ感想をお届けしています!

 さてー!

アラサー童貞の立川あつです。

男なら誰でも一度は妄想したことがあるかもしれません。もし、誠実に頼めば一夜の関係を結べるのかも…。けど、実際にやってみた勇者はいないでしょう。というか逮捕されちゃうやつです。

『夜鳴きのシィレエヌ』では本格的なファンタジーを描いた今村陽子が、本作では男の妄想を叶える“ある意味”ファンタジーに挑戦しています!

ヤングキングミックス連載なので、大人向けではないんですけど、Amazonではアダルト認定されてますね。Amazonさん厳しい!

それでは、早速行ってみましょう。

作品紹介

作者

 今村陽子

出版社

少年画報者

あらすじ

童貞だった一之瀬クンはネットで見かけた「誠実に頼めば10人に1人はOKする」との情報に後押しされ、飲み屋で知り合ったお姉さんに一か八か声をかけてみることに…

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ネタバレ感想

俺に抱かれてくれませんか!

一ノ瀬は上司の神崎主任でエロ妄想してしまうよな典型な童貞サラリーマン。ある日、食事の席で偶然隣になった綺麗な女性をセクハラから救ったことで、駅まで一緒に帰ることになる。酒と仕事で褒められた勢いから、思わず「俺に抱かれてくれませんか!」と口ずさんでしまう。一瞬戸惑ったような表情を浮かべたものの、次の瞬間一ノ瀬はその女性に手を引かれて家に行き、一夜を共にすることになる。

 

皆さん!こんなラッキースケベ現実にはないので、妄想は大概にしましょう。ただ、これはすべて漫画の世界。大いに漫画の世界に浸ろうではありませんか!

というか、この作品。女性漫画が描いてるんです。信じられますか?完全に男の妄想の世界の中の話をどうやって再現してるのか分かりませんが、相当男性向け漫画を研究されているんでしょうね。

その上で、女性向けっぽい柔らかくて毒のないキャラクターの絵柄なので、妄想っぽくありながら純愛漫画を読んでいるような心地にさせられます。

エロ描写を省いて手を引かれていくところまでで切られたら完全に女性向けでも通用する感じ。かなり新鮮です。

上司の神崎主任の様子がおかしい…

自分が童貞を卒業したことに浮かれる一ノ瀬。翌日、会社に出勤すると神崎がなぜかもたれかかってくる。なぜか神崎はノーブラであった。調子づいている一ノ瀬は昨日のように誘う妄想をするがすんでのところで、思い留まる。そして、帰宅する際やはりもう一度会いたいと思った一ノ瀬が彼女のアパートに赴くも、そこは既にもぬけの殻であった…。

 

この男、完全に調子にのってるんですよ。童貞が調子に乗ってんじゃねー!と童貞代表として1言突っ込ませて貰います。

ただ、大人向けと違ってここで神崎主任ルートができないのは、まさに青年漫画における純愛っぽさじゃないでしょうか。こういう点にはかなり作者の“女性らしさ” が出ているように思います。ここで神崎主任ともってなったら女性は120%楽しめない作品になってしまいますよね。

そこらへんは編集の人が上手くバランスをとって女性にも楽しめる作品に落とし込んでいるのかもしれません。最近だと性の不平等を描く『先生の白い嘘』が、そういった女性の本音を取り込んだ青年向け漫画になっていましたが、まさにそんな感じのテイストでしょうね。

一ノ瀬はナオコと再開。付き合うことになるが

一ノ瀬はもう二度と会えないのかもと思っていた女性・ナオコと会社にて再開する。2人はこれをきっかけに急速に接近し一ノ瀬は告白。付き合うことになる。しかし、ナオコの同僚から一ノ瀬はナオコの元カレに似ていると告げられ困惑する。「自分の事が好きなのではなく、元カレのことが忘れられないだけなのでは」と。

そのことを打ち明けることで2人の関係はあっと言う間にぎくしゃくし始める。落ち込む一ノ瀬の様子を察した上司の神崎はフォローの為、食事に誘う。その時、一ノ瀬はまた「俺に抱かせてくれませんか」とつぶやいてるいた…。

 

これはいよいよ、女性向けな展開になってきました。すれ違いってやつですかね。しかも、友人のおせっかいから始まるうざいやつ。

そのまま2人幸せにといかないのはまぁ仕方ないにしても結構ヘビーな展開です。というか、ここに至るまでが駆け足過ぎるような感じも若干否めないですね。

1巻完結のストーリーだからこれは仕方のないところなのかな。この後上司と一ノ瀬はどうなるのか。ナオコとは一体?

気になる方は本編にて確認してみてください!

 

最後に

これを純愛と言っていいのか分かりませんが、青年向けの連載作品にしてはかなり恋模様に焦点を当てていて女性でも楽しめる作品に仕上げていたと思います。

このいきなり“抱かれてくれませんか?”の妄想的直球を「これならありえるのかも」「自然な流れかも」と思わせるように上手くストーリーを組み立てていたような気がします。

一ノ瀬が毒のないイケメンということもあるでしょうけど、こういう展開ならありなんですか?と女性に聞いてみたい。切実に!

今村陽子先生の柔らかい絵柄やキャラクターが合うなと思ったら他作品も是非チェックしてみてください。おすすめ!

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ネタバレ感想『ギルティ 鳴かぬ蛍が身を焦がす(2)』なぜ子供を欲しがらないのか?その理由が判明!

無料試し読みあり「ギルティ 第2話」(丘上あい)の前回までのあらすじ・ネタバレ感想をお届けしています!

 第1話のネタバレ感想はこちら↓

kracpot.hatenablog.com

さてー!

今週もなかなかの胸糞展開で思わずスマートフォンを投げたくなるような話。なんでここまで執拗なのか。

そして、ほとんどサスペンスのような展開でしたね。いや、サスペンスホラーと言ってもいいかも。

女の世界ひたすら怖いです。

こいうことで早速いっちゃいましょう!

前回までのギルティ

10年連れ添った夫が子供を欲しがらない理由とは…

爽は優しいくかっこいい夫がいるも、1つだけ気がかりなことがあった。それは、子供を作ることを避けていること。

友人の瑠衣の後押しもあり、夫に子供がほしいと打ち明けると爽。しかし、きっぱりと子供は欲しくないと突き放されてしまう。

落ち込む爽や。しかも、爽は知らなかった。自分を後押しした瑠衣が夫と不倫関係にあることを…。

第1話の無料試し読み

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※この作品は、まんが王国内での先行配信作品となっています。

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ギルティ2話のネタバレ感想

夫が子供を作りたくない理由

ネタバレ

夫は子供を作りたくない理由を「子供ができると女性は女ではなくお母さんになってしまうから」と答える。爽はその理不尽な理由に納得出来ずに、家を飛び出す。

感想

前回では語られなかった、子供が欲しくないと理由。まさかの回想で登場しましたね。「なんで理由も語らずノー」なのかというツッコミ入れてましたが、こういう展開だったとは…。ただ、まぁ理由も理由と言えるかは分からないようなもので、女性はさぞかしイライラされられるんじゃないでしょうか。

内容自体は決して、トンチンカンなことを言ってるわけではなくて男女関係の一側面をとらえてるのは事実かもです。と言っても、この男はゲス不倫してるわけで、そんなのも単なる言い訳。万死に値すると切り捨てられるような言い訳ですけどもね。

行きつけのバー「チートン」にて

ネタバレ

チートンのマスターは2度の離婚遍歴の持ち主であった。離婚の理由は元妻の束縛、挙句他の男とくっついて出ていくというひどいもの。しかし、束縛についてはあくまで元妻が動きやすくなる為に監視していただけではという可能性があることが分かる。そんな折、爽は夫から「自分もチートンに行ってみたい」と告げられる。しかし、荷物からGPSのようなものが出てきたことをきっかけに後から夫には店名を伝えたことがないことに気付き戦慄する。

感想

チートンでのバイトのコのキャラが濃すぎて思わず笑っちゃいましたが、それはおいときましょう(笑)

いやいや。この展開怖すぎですよ。ほとんどサスペンス。サスペンスホラーや推理ものとかで既視感があるような気付きですが、伏線を引くのが本当に上手いですね、この漫画家さんは。

そして、まさかのGPSの仕込み。これの犯人は夫なのかそれとも瑠衣の謀略なのか。人格を使い分けて、人の男とくっついて飄々としてるあたりを考えると夫の監視というよりは瑠衣が2人の間で亀裂が生まれるように仕組んだと考えるほうが自然でしょうか。

どっちにしろ胸糞なのには変わりありません。次回でこの犯人とその意図が明らかになるのかな。気になります。

最後に

相変わらずの海外ドラマ的終わり方。次の回も買いたくなるような仕掛けを入れてきます。憎いことしやがるぜ。

おそらく次回は、GPSを仕掛けた犯人の正体でしょうね。楽しみ!

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※この作品は、まんが王国内での先行配信作品となっています。

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ネタバレ感想『喰フ女(くうおんな)』は座間市遺棄事件に似てる?模倣犯を思わせるエログロサイコサスペンス漫画だ!

無料試し読みあり!漫画「喰フ女(くうおんな/食う女) 1 巻」(甘詰留太)の作品紹介・あらすじ・ネタバレ感想をお届けしています。座間市の事件と酷似する設定に恐怖せよ!

喰フ女(1) (ヤングキングコミックス)

さてー!

戦慄し過ぎて読むの途中で辞めたくなった立川あつです。

事実は小説よりも奇なりといいますが、例の現実に起きた座間市死体遺棄事件の犯人が模倣したのではと疑ってしまうような漫画有害図書図書指定待ったなしどころか、発禁も有り得そうな作品を読んだ気がします。

ナナとカオル』では、SMに焦点を当てた意欲作で人気を集めた甘詰留太の新作はエログロサイコサスペンス漫画です。

苦手な方は閲覧注意!耐性があっても現実とリンクしてちょっとつらめです。ホラー映画、漫画なんでもいける方なんですけどね…。

それでは早速ですがいってみましょう!覚悟せよ。

作品紹介

作者

甘詰 留太

出版社

白泉社

あらすじ

目的がなく生きる実感の乏しい若者が集まるSNS「遺言バンク」。このSNSは数多くの死にたがりの人が集まり繋がっていた。遺書を書くことで生を見つめ直すと謳われる一方で、登録者たちは次々と姿を消すとも噂されている…。

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サイト内で『喰フ女』で検索したら出てきます。喰うではなく喰「フ」になってるのがめんどいですね

ネタバレ感想

順編

遺書バンクの登録者である順は、自身が通う病院の主治医・神代の秘密を知ってしまった。SNSに登録している死にたがりに接触し喰っているのだ。順自身も治療しながらも職探しをする死にたがりの1人であったが、神代の強行を止めようと決心。

その事実を警察に通報しようとするも笑われることを恐れ断念。神代が接触中の登録者に直接訴えるも、体で誘惑され依存している粗暴な相手には伝わらなかった。再び登録者の元に説得にきた順であったが、既に神代によって殺害されていた…。

 

いや。これ完全に例の事件ですよね。世間を賑わしている座間市のあの事件。死にたいとSNS上に投稿した人間に接触してって。初版11月13日となってますが、連載はだいぶ前からやってるでしょうし犯人がこれを読んでいたなんてことありえるのでしょうか。考えるだけで怖い。怖すぎる。

そして、なんと言っても死にたがりの本音を見透かしたように痛いところを抉る神代というキャラクターが強烈過ぎます。

神代曰く「金がない、女が優しくしてくれない、他人の理解がない、そうやって拗ねて甘えてそれ故無視されて、あげくに死にたいなんて呟いて…何か変わった?」「心に自分を守る城さえ築けず、どこかで拾ってきた正義感でやっと他人を見下して、そんな孤独で無気力な男の呟き届くとでも?」

これが順に投げかけられた言葉です。いやぁ余りにも辛辣です。非情過ぎる。私もどちらかと言うと…というか完全に順の側の人間なんですが心をザクザクと抉ってきます(;_;)

と同時に身につまされる話でもあります。間違いなく現実の一端を捉えてると思うから。

ただ、実際に苦しんでる人には毒でしかないぞ!ということで、ちょっとでも順と共通点がある人は嫌な気持ちになるので要注意です!

最後に

岡本倫先生はナナとカオルでもかなりアンモラルな作品を描いていた漫画家さんですが、今作も中々ですね。アンモラルと言うかもはや暴力的なまでのメッセージ性が伝わってきます。最近は外道の歌とかシマウマとか理不尽で暴力的な人間に復讐する係の漫画が結構出てきますが、こちらはどちらかと言うと弱者ですからね。ただ、その弱者が使う詭弁というか脆い自己弁護を完全に打ち破るようなキャラクターを登場させるあたりがかなり新しい。

新しいけど読みたくなかった。聞きたくなかった言葉が個人的にはいっぱい登場する漫画でした。

勇気のある人はチャレンジしてはいかが?

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ネタバレ感想『ハイポジ』は青春を取り戻したい全おじさんに捧ぐタイムスリップ漫画だ!

【無料試し読み】「ハイポジ 1 巻」(きらたかし)の作品紹介・あらすじ・ネタバレ感想ページです!青春を取り戻したいおじさん方にオススメ!

ハイポジ1

さてー!

青春を取り戻したい立川あつです。

過ぎ去った時間は取り戻すことができない。なにがあっても。しかし、漫画の中なら…漫画の中だけは自由だ!

赤灯えれじい』『ケッチン』『凸凹 DEKOBOKO』を放ってきたきらたかし先生がが描くタイムスリップ青春漫画。セピア色だった思い出がカラフルに輝きだす!

タイムスリップした先が80年代なので、この時代がタイムリーだって人にはたまらないかも。『スローモーションをもう一度』が好きな人は必見のやつですね。

それでは早速いってみましょう!

作品情報

作者

きらたかし

出版社

双葉社

あらすじ

妻に離婚を切り出され、会社もリストラされたお先真っ暗の俺は46歳。どこでこんな人生になっちゃったのかな――と思うや否や、16歳の自分の中に。時は1986年――。セピア色だった思い出がカラフルに輝きだした――。

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ネタバレ感想

プロローグ

リストラされた挙句、妻からは離婚を切り出された46歳の男。妻と付き合いはじめてから一切行ってなかった風俗で心の隙間を埋めようとする。そのまさに最中、突然鳴り響く火災報知器。なんとか逃げ延びようとするも転んで頭を強く打ちつけ煙のなか力尽きてしまう。しかし、目覚めるとそこはかつて教室であった。

 

ん?これは『クモ漫』かな?と一瞬既視感を覚えましたが。違いますね。はい。けど、風俗を楽しんでる最中の災難。まさに絶対に自分の身には降り掛かってほしくない恥ずかしい展開ですね。

にしても主人公がちょっと哀愁漂い過ぎです。薄くなった髪に、自分に愛情どころか興味すら持ってない家族。未来の自分を見ているようで悲しくなりました。いや、結婚すらしてないか(笑)

けど、この情けなさ。かなり共感できてこっから奮闘を期待したくなる。そんなプロローグです!

ここは天国なのかかそれとも…

目覚めた先はかつて自分が高校の時に通っていた高校。しかも、自分自身もその時の姿のままであった。当時はまだ話していなかった妻、そしていつも一人でいた憧れの同級生小沢さつきもいる。「今があの世でも現実でも、あんな最期を迎えるなら、あの頃俺ができなかったことをしてやる」心を決して主人公は一歩踏み出す。

 

口下手で周りと上手くコミュニケーションできない学生時代。これは、あれですね。そのまんま自分のことです(泣)ただ、結構同じような経験をしている人は多いんじゃないでしょうか。

そんな人の共感率は100%を保証しましょう。正直『赤灯えれじい』みたいに陰キャっぽさはあるけどその主人公にはいつも近くに女の子がいて…みたいな話は苦手だったんですよ。けど、これなら許します!(笑)なぜなら自分も願いがそのまま具現化してるから。

何も経験値がないまま過去に戻っても、同じことを繰り返すだけですが、知識と経験があったときのやり直しというのは何か変えられそうな希望があります。そんな願いを形にしてくれて感謝しかないですね。

思い切って話しかけた結果、どうなったのか?気になる方は本編で確認してみてください。

最後に

先生!タイムスリップした先で嫁になる人以外を好きになって近づくのは不倫ですか?!

これは流石に不倫じゃないでしょう。結果どうなるか分かっているなかで、新たな恋にチャレンジする。芸能会やドラマ映画と世間を騒がす不倫ですが、この時間軸のズレがある中での話は流石に別もの。許されるやつです。

ということで、不倫なんて気にせず多いに楽しんじゃってください!

にしても、相変わらずきらたかし先生の描く女の子は反則的なまでにかわいい(冒頭の風俗は除く)。見た目的にはどの作品に出てくる女の子も似たような感じなので、おそらく好みのタイプをそのままキャラクターにしてるんでしょうね。

こういうタイプが好きならきらたかし先生の他作品もチェックしてみては?

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ネタバレ感想『ゴミ屋敷とプードルと私』ペット虐待はやめれ!SNSに取り憑かれた女の末路がこれだよ

✔漫画『ゴミ屋敷とトイプードルと私』は承認欲求に取り憑かれた女の末路を描く話

✔作品情報、あらすじ、無料試し読みのまとめ

✔ネタバレと感想をお届け

ゴミ屋敷とトイプードルと私 (mobaman-F)

さてー!

承認欲求とは無縁の立川あつです。

インスタ映えにフォトジェニックって言うですか?そういったものにハマって、承認欲求を満たす為に、現実の自分と乖離していく。実際にありそうな不幸話を描いています。

こういう女の転落ものってコンビニとかに良く置いてますよね。電車移動とかがあると、その時間の暇つぶしの為に良く買っちゃいます。

『ゴミ屋敷とトイプードルと私』もそんなB級ホラー的な転落人生もの。100円(税抜き)の割に結構読み応えあって良い暇つぶしになりました。

内容紹介

作者

池田ユキオ

出版社

小学館 mobaman-Fにて掲載

あらすじ

いつもみいんなに憧れられる存在でいたい…! ブランドバッグにエステに素敵なレストラン、キラキラした私の毎日、今日もSNSで発信しなきゃ! 借金が400万あっても、部屋がゴミ屋敷でも、ペットが死にかけでも、34才で彼氏がいなくても、輝いていられるはず…。ねぇ、もっと、もっと私をカワイイって言って!

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ネタバレ感想

写真の為に縛り付けられるトイプードル

明日香は汚い部屋の中でトイプードルを縛り付けて写真撮影をする。これもすべてSNSでいいねを貰う為だ。

完璧な写真で日々のキラキラ女子の生活をアップする為なら動物虐待も厭わない。承認欲求と見栄っぱりのモンスターと化していた。

それは実生活でも変わらず、流行りのブランドバックをカード払いで購入し高いホテルのビュッフェで食事。それを褒められることに優越感を感じて生きている女。

しかし、当然そんな生活は続かず借金は膨らみその額は400万に。親に泣きついて一部返済を助けて貰うも浪費を辞めることは出来ないでいた。

 

おいおい、こんな女実際にいるのかよと思いますがいるんでしょうね。確かSNSで金持ち自慢する為に高級ブランドバッグの偽物を売る詐欺に手を出していた女が逮捕された事件があったような…。

承認欲求恐るべし。これはそのうち病名がつくやつだと思います。こうはなりたくないし、もし仲の良い友人がこうなってしまうようであれば無理すんなと言って上げたほうが良さそうです。

完全に人としての道を踏み外す明日香

自分の方がかわいい、価値がある。それがエスカレートした結果、明日香は実の姉の夫にまで手を出し体の関係を持ちます。そして、これにも優越感。

周りが見えなくなっているので、飼い犬のプードルは放置され汚部屋の中で糞にまみれているところを発見される。

さらに、滞納していたカードの料金にも気付かなかった為、後輩を食事に誘った先で支払い不能になり大恥をかかされることになる。

 

行動原理が承認欲求や優越感の人って本当に見ててイライラしてきますね。リアルでは絶対に近づきたくないタイプ。

ひたすら身近な人間を不幸にしていくしかない存在です。目の前にいた顔面の中心めがけてグーパンですよ!ありえない。

かなりここまでの展開でフラストレーションがたまり、あんまり良くないですけど早く天罰を!と心のどこかで思い始める自分がいました(笑)

父親がクモ膜下出血で倒れる

父親が倒れお金を肩代わりしてくれる存在がいなくなってしまう明日香。しかし、キラキラしている為には生活お落とすわけにはいかない。金策の為に下心まる出しの仕事先のオヤジに抱かれることにするも、ホテルに入るところを同僚にネットに流出させられ…

 

なぜか、不幸が父親の元に行ってしまい一瞬なんじゃそりゃと思いましたが、しっかりとその後の展開でやってくれましたね。因果応報!

金策の為にスケベおやじに抱かれるも渡されたのは、3000円。あげくに、その姿を同僚に撮られてネットに流出させられる。

明日香はものの見事に転落していきます。ほとんどジェットコースターのようにあっという間の展開です。もうちょっとじっくり行ってくれたほうがカタルシスがあったかもしれませんが、100ptの漫画ですしね。そこまでは求めたら酷なのかもしれません。

そのどん底へと転がり落ちていく様は本編にて確認してみてください。序盤の傲慢っぷりをしっかりと読み込んでおけばしっかりとカタルシスを感じられると思います。

最後に

池田ユキオ先生は、こういった不幸話を書いてる漫画家さんみたいですね。虐待を描く『地獄穴施設に落とされて』や女性漫画家が洗脳されていく姿を描く『絶望少女漫画家』などタイトルからして不幸の匂いがプンプンするやつ。個人的にはあまり好きなジャンルじゃないかなw

不幸話の需要って女性の方があるのかもしれないですね。男は努力友情勝利っていう単純なやつでいいのかも。

まあ、今作を気に入った方はチェックしてみてください。

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ネタバレ感想『たーたん』アラフォー童貞にJCの娘?笑いありお色気あり少年漫画のような作品!

✔漫画『たーたん(1)』は笑いありお色気ありの少年漫画のような作品だった話

✔内容紹介、あらすじ、無料試し読みの紹介

✔ネタバレしつつ感想を思うままにお届け

たーたん(1) (フラワーコミックスα)

さてー!

アラサー童貞の立川あつです。

「童貞が主人公で、JCの娘がいる?」それってどうゆうことや!(激怒)と気になって夜も眠れんので、西炯子先生の『たーたん』を読んで見たのはいいが…このお色気加減。

完全に少年漫画じゃんって感じ。作者の方は女性で女性向けの連載しかしてんかったそう。確かに、JCの娘はサバサバしてて少女漫画によく出てくるキャラではあるけど、完全に男でも楽しんで読めるやつ。

まぁ、好みは結構激しく出そうだけど。

ってことで、早速いきましょう!

内容紹介

作者

西炯子

出版社

小学館ビッグコミックオリジナルにて連載

あらすじ

15年前の出来事。上田敦は職を転々とし残り僅かな失業保険のお金で童貞を捨てようとしていた。しかし、その時人を殺めてしまった友人から女の子の赤ん坊を押し付けられる。赤ん坊の名前は鈴。それを機に敦は運送屋で真面目に働き懸命に娘を育て続けたのであった。

鈴は15歳に成長。敦のことを「たーたん」と呼ぶ。敦は娘を可愛がる子煩悩な父親になるが、一方で娘はどんどん大人になっていく。一年後には本当の父親が出所してくる。しかし、鈴はまだ自分の出生については何もしらない…。

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ネタバレ感想!

鈴は15歳のJCに、敦は43の…

「スカートが短い、短くしなさい」敦は15年の時を経て立派な父親になっていた。しかし、43になっても変わらないことがあった。それは童貞という属性で…。

けしからんっすわ!JCと同棲なんてっと嫉妬するような状況ではないのである。いや、どうだろうか。

自分がその立場になったとき友人から赤ん坊を引き取るかというと答えは多分ノー!私じゃなくてもそうでしょうな。そんな責任は負えないし、自信もない。というか、漫画でしかあり得ない設定だしそんな心配はないか(笑)

父娘ものというのは珍しくないけど、そこに童貞という属性がつくことでほっこりするようなお笑い要素になってるみたい。これは結構新しいやつだと思う。

血が繋がってないせいか、性格も全然違って反発しあったりしつつもお互いにとって必要とする存在になってるのもほっこりして安心して読める漫画になってる。青年誌初挑戦なのにいい感じではないだろうか。

鈴が転校生の吉川と仲良くなった結果…

鈴はイジメられそうになっていた吉川を助けて仲良くなる。吉川の指摘をヒントにして鈴は、母親は死んだのではなく敦に愛想を尽かして出ていった。つまり生きていのでは?と疑問をもつようになる。

敦が真実を話さないことで、どんどん鈴はミスリードされて行くことになる。第一巻全編通じてほっこりした雰囲気の中、ここが少々つらいとこかも。

誰だって言い出せないことはある。けど、その秘密が余りにもでか過ぎる。年頃の子供が実の父が殺人犯だと知るのはあまりにも負担が大きいし、かと言って当人のアイデンティティに関わる問題を隠し続けるのも罪が重い。

どっちに転んでも嫌な結果が待ってる訳で、ただこのままずっと童貞の父親と大人になっていくJCのほのぼのコメディやっててくれりゃいいよ!と願ってやまないけどもさ。それだと漫画にならないんだよなぁ。

いつ本当の父親が出所してくるのかとかは、人気とか連載の都合次第なんだろうけどどうなるんだろうな。なるべく先であってほしいところ。

転勤してきた先生を母親だと思い込む…

友人の吉川は鈴が転勤してきた先生を実の母親ではと考えているのを知り、当人に探りを入れた結果全くの別人であることが分かる。しかし、一度思い込むと方向転換の聞かない鈴は敦と先生を会わせようと画策する。

もうね。嫌。嫌ですわ。

思い込みが激しくて明らかに間違ってるのに母親が生きていると思い込む。一見コメディチックに描いてはいるんだけど、その事実が重すぎる。敦は敦でその意図に気づいて追い詰められるしで本当になんとかしてあげてって感じ。

というか、一巻でこれだけ盛り上げてしまったら次ないんじゃないのって気がするけどどうなんだろうか?ネタ切れが心配。

ただ、メガネの男勝りの女性と恋愛至上主義的な今っぽい女の子が敦を取り合う展開は絶対あるでしょうね。そこらへんは普通に展開読めるところ。それでメガネの方が勝ってなんとか敦は卒業ということでしょう。

間違いない!

まあ、女性の漫画家さんなので青年誌とはいえ踏み込んだ描写はないかもですが。

最後に

西炯子先生の作品は初見だった。少女漫画も読むけど映画化されてたり話題になってるのがメインなので。『カツカレーの日』や『初恋の世界』といった他の作品の内容紹介を読んでみても、やや生き遅れてる感のある人の恋愛を描くのが好きみたい。

いつもは女性が主人公だけど、今作では男性でチャレンジしたと。そういうことなんだろうな。男性も取り込みつつ、今までの女性ファンにも読んでもらう編集・出版社の意図みたいなものが伝わってくるぞ!

あこぎな商売ですな。けど、まあおすすめではある。

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ネタバレ感想『創世のタイガ』マンモスにカリコテリウム!森恒二の新作は壮大なタイムスリップサバイバル漫画だぞ

✔めちゃくちゃ楽しみにしてた森恒二先生の新作は壮大なタイムスリップサバイバル漫画だった話

✔作品情報、あらすじ、キャラクター、無料試し読みのまとめ

✔感想をネタバレしつつ紹介

創世のタイガ(1) (イブニングコミックス)

さてー!

好きな漫画家トップテンに入る森恒二先生の新作が出ました。私は、ホーリーランドから始まり自殺島デストロイアンドレボリューションと全部3回以上リピートして読んでいます。

森先生の描く主人公は必ずと言っていいほど悩みに悩んで煮詰まっているタイプ。その悩みが自分の中にもあるものなので、共感できるしいつも楽しんで読むことができます。

 新作『創世のタイガ』では、自分が特別ではないと気付いた人類学を専攻する大学生のタイガが主人公。原始時代にタイムスリップした仲間と共に、厳しい環境下でサバイバルしていく姿を描いています。

いやー!今作も熱くなりそうですよね。設定だけで言えば『自殺島』よりもかなりハードモードっぽい。

ということで早速いっちゃいましょう。

作品情報

作者

森恒二

出版社

講談社(イブニングKC)にて連載中

あらすじ

タイガは自分が凡庸であることに気付き、生きている実感が乏しい大学生。文化人類学を専攻するゼミ仲間6人と共にオーストラリアに卒業旅行に来ていた。

そこで偶然見かけた洞窟内部には、ガイドマップにも載っていない古代のものと思しき壁画が描かれていた。大発見だと喜ぶのもつかのま、直後に起こった大きな揺れによる崩落で洞窟内に閉じ込められてしまう。

奇跡的に全員無事で洞窟内からも脱出した一同。しかし、そこは巨大な樹木が屹立し、見慣れない大型哺乳類な闊歩するどう見ても原始時代としか思えない世界で…。

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ネタバレ感想

崩落した長いトンネルを抜けるとそこは原始時代だった

7人がなんとか崩落から逃れ、たどり着いた出口の先は原始時代だった。現代とは全く違う植生。そこで弱肉強食を繰り広げる巨大な古代の哺乳類たち。みんなが絶望的な表情を浮かべる中、タイガは心のどこかで湧き上がるようなドキドキを感じていた。

このドキドキ。興奮。高揚感。森先生の作品を読んでいる人からするとおなじみの内面描写ですよね。

これは生存本能だと私は、解釈しています。人は厳しい状況下に置かれるとこの生存本能のスイッチが入るんじゃないでしょうか。

現代の日常では感じられない正に命の危機。それに直面し、生存本能が呼び起こされつつあると。

生きる意味を見失いつつあったタイガを通して本能に目覚めた人間の活躍を描く。それが、今作のテーマになるのかと思います。

古代にきたことを認めサバイバルへ

カリコテリウムマンモス更新世に生きていたとされる哺乳類を目の当たりにして自分達の置かれた状況を理解し始めた一同。肉食動物から身を守るシェルターに火起こし、そして生きる為、水・食料の確保に奔走する。

タイムスリップしたことに対する動揺はもちろんですが、危機に直面した時の反応というのが、7人それぞれで面白いですね。

冒頭、洞窟に閉じ込められるまでの間にそれぞれのキャラクターが分かるようにしていたのはこの為でしょう。

特に気になったのがタイガとチヒロ。タイガは明らかに「目覚めて」生き生きして来てるし、チヒロは危機的状況下でもあまり不安を表に出さずに飄々としています。一方、お調子者っぽいはなかなか周りの状況を受け入れられずにいました。

七人七色っていうんですかね。それぞれキャラクターがあって、自分ならどうなるだろうなと当てはめて考えて読むのも楽しいかもしれません。

ただ、ちょっと気になるのが男女比のこと。男が一人余るんですよね(笑)前作の自殺島ではかなり特殊な環境での性描写もあったので、男女関係がどうなるかというのも気になるところです。

人類との遭遇 

人類学を専攻する学生だけあって、生き物の種類からおおよその年代を把握することができつつあった。 そんな中、タイガたちはネアンデルタール人とホモサピエンスの対立に遭遇する。

単に自然の中でサバイバルするだけでは終わらない。森先生は、人と人の対立を描く漫画家さんだったのを思い出しました。

ラストでホモサピエンス 側が仲間の死を悲しんでいるシーンができましたが、間違いなくこの先彼らと接触することになるでしょう。

言葉も文化も違う中でどうコミュニケーションをとって、いかに共生していくのか。モノローグのマンモス狩りの回想へとどのように繋がるのか楽しみですね。

最後に

やっぱり個人的に凄い好きな漫画家さんです。内面描写が完全に共感できるんですよね。登場人物と同じ悩みを持ってる確率100%です(笑)それが、路上での格闘であろうと、流行り?の異世界転生的なストーリーであろうと人としての根っこで繋がっている気がするので、文句なしに楽しむことができます。

当然、いつものように森節とも言える解説もついてるので安心してくだい!この作品が完結するころには、たとえマンモスがいる時代にタイムスリップしても生きていけるだけの知識は身についているんじゃないかと思います。

おすすめ!