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原作好きが映画『ヒメアノール』見てきました。エロい!怖い!いろんな意味で目を背けたくなる作品。【感想・レビュー】

映画-感想

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原作はもちろん原作者である古谷実の漫画は全部好きなので、公開初日に観てきちゃいました!

私が行く映画館は、土日300円プラスなので平日で良いかなとも思ったんですが、結果的にはそんな300円は全然気にならないくらい楽しむことができました!

原作漫画が好きな人は、実写化を毛嫌いする人も多いかと思いますが、この作品に関しては是非見に行ってもらいたいです。

映画評価サイトでもすごい高評ですね。

見所は、誰が見てもエロ(ほぼAV)とグロなんですが、どちらもいろんな意味でおもわず目を背けたくなって悶絶してしまいます。実際にいい歳してそむけちゃいましたw

この映画を観に来る層は漫画が好きな人、ジャニーズである森田剛の出演作品を見たい人と大きく分かれている感じでした。

映画館に行けば、一目瞭然でどちらの層なのかがわかりますw内容とは関係ないのですが、映画館に最初について思ったことなので一応w

この先ネタバレがありますので、まだ見てなくてネタバレが嫌なひとは気をつけてください。

古谷実作品の実写化に関して

古谷実の作品の実写映画化は、これが二作目です。

私は一作目のヒミズの方が原作としては好きなんですが、そちらの実写化は正直イマイチでした。

その理由を書いてしまうとかなり横道に逸れてしまうので、今回は書かないでおきますw

古谷実の作品が好きだからこそ気になったのですが、映画『ヒメアノール』ではシガテラヒミズで出てくるシーンが部分的に使われていたと思ったのはわたしだけでしょうか?

もし、同じように感じた方がいたらコメントから教えてください。間違っていたら恥ずかしいので、いろんなひとのレビューを見て確定したら追記していきたいと思います。 

原作との比較

私は、原作のちょっとシュールな世界観というか斜め上を狙ったギャグセンスみたいなものが好きなんですが、残念ながらそういった部分は映画では再現できていなかったかなと感じました(ラブコメとしての面白さは十分あって、普通にたくさん笑えるシーンはあります)。

ただ、それ以外の好きな部分に関しては原作を超えて描かれていました。

 主人公を理由なく好きになってくれる女の子との悶絶必至のイチャラブシーン!

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(C)古谷実講談社/2016「ヒメアノ~ル」製作委員会

見出しの通り、古谷実の定番ですよねwワンパターンだと嫌う人も多いですが、私は非常に好きな設定です。

佐津川愛美さんという女優さんが、その女の子『ユカ』を演じています。まず、似てる似てない関係なくルックスがとんでもなくかわいかったです。

もう一回言っときます。とんでもなく可愛くて好きになっちゃいます!w

原作を読み返すときは絶対この子に脳内変換して読んでいくと思います。

ただ原作でも「そんな都合よく、かわいい子が冴えない男子を好きになってくれねーよ!ちくしょう!」と突っ込みを入れたくなりますよね。

実写版では、完全に草食系男子の妄想を具現化したような存在となっています。

本来主人公のような、典型的な気弱な草食系がかわいい女の子と関係を深めていくことなんてできませんよね。自分のことっすっけど。

付き合い始めるときの告白。喪失シーン。そこを全草食系の夢のような展開で、完全にリードして行ってくれます。

ちなみに原作にはない描写もバッチリあるので、そこもファンにとっては嬉しいところですかね。上で画像を引用していますが、こんなかわいいこの濡れ場見たくないですか?私は、「さすがにこれは、ダメなんじゃないの?」と思いましたw

嬉しいと言っても、なんといったらいいのか言葉が見つからないんですが、気恥ずかしさみたいなもので悶絶して目を背けてしまいましたw完全に感情移入して観ていた証拠ですね。

こんな感じで私が好きな主人公を理由なく好きになってくれる女の子の設定に関しては、完全に原作を超えていました!

サイコキラーの登場

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(C)古谷実講談社/2016「ヒメアノ~ル」製作委員会

これまた定番なサイコ野郎が登場する設定。この表情、古谷実の作品っぽい。。。

原作では、猟奇的な暴行そのものに性的な興奮を感じるというさかきばら事件を元にした設定でした。

ただ、映画ではその部分はほぼ割愛され、酷すぎるいじめによって人格や精神がゆがんでいってしまったことが強調されています。

一部示唆するシーン(いじめっ子を遺棄するときに後ろ姿でわかりにくいですが、自慰行為をしていました)があるんですが、原作をしらない人にはわかりにくかったと思います。ただ、これに関してもこっちの設定の方が初見の人にもわかりやすくて良かったかなと私は思います。

森田剛くんはいうまでもなくイケメンなんで、「原作のような不気味な感じが表現できるのかな」と思いましたが、脚本が良いのか演技が上手いのか、とにかくどこかはずれているというか、ネジが一本抜けているような不気味さを上手く描けていました。

とくに、タバコを注意されたシーンで「もう吸ってないんで」の一点張りで会話が成り立っていないところなんかは、普通じゃない感じがリアルすぎてファンが減っちゃうんじゃないかと心配になるほど。

暴行、殺害のシーンも原作以上にリアルでR指定が入るのも理解できます。漫画が好きでも、グロ耐性がない人にはなかなかおすすめできないので、気をつけてください!

物語の二つの軸、接点と結末は原作とは違う形に!

原作では、岡田カップルと森田の狂気が接点を持つことはついにありませんでした。

あまりにもあっけなく警察に捕まったことから、打ち切りか?と物議を醸したほどです。

映画では、岡田の幸せラブコメ生活と森田の狂気がしっかり交わることになります。というかなってしまいました。

ストーリー自体は、ほのぼのしたラブコメを中心に森田の異常性がチラチラ挿入される形で進行していきます。

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(C)古谷実講談社/2016「ヒメアノ~ル」製作委員会

この作品の一番の注目ポイントだと思うんですが、本来はじめに出てくるはずの映画タイトルが中盤あたりに出てきます。

「なんで?」と違和感を覚えたひとも多いと思いますが、これが狂気・バイオレンスが始まる合図になっているんじゃないでしょうか。

あとから振り返ってみると、まさに「こっからが本番だぜ」とばかりに怒涛のサイコスリラー的な展開になっていきましたよね。

森田が和草カップルを猟奇的に殺害するシーンと幸せの絶頂である岡田くんとユカのベッドシーンを交互にシンクロさせるという、映画史上おそらく初めての試み驚かされたのは私だけではないと思います。

このほのぼのラブコメとサイコスリラーのシンクロこそが、この映画を面白くさせている核心だと私は感じています。今後も恐らくオンリーワンなんじゃないでしょうか。

私は、岡田くんに感情移入してしまっているので、接点を持って欲しくなかったのが本音です。

ただ、原作が好きだった人の多くが、この2つの物語が接点を持ってどうなるのかというところを期待して読んでいた方も多いと思います。

この映画によって、原作とは違う一つの結末を見ることができます。

おそらく賛否あるとは思いますが、原作で感じた消化不良のような感覚は、少なくともないはずです。

なので、結果的に映画の完成度を高めるという意味でも良い結末だったんじゃないでしょうか。

もし、原作の方にも興味を持ったようでしたら、試し読みもできる作品なので是非チェックしてみてください。

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最後に

原作が好きなこともありますが、私が今まで見てきた邦画の中ではかなり満足感の高い映画でした。

目を背けてしまったシーンがあるだけに、もう一回見に行きたいくらい。

原作好きや森田剛くんのファンじゃない人にも是非見てもらいたいです。

映画の評価サイトを見に行っても非常に評価が高くて、みなさん満足できる作品になっているんだと思います。

現時点で200件以上評価されていて、4.47。私が確認してきた中では、なかなかないくらいの高評価。

映画館自体は公開初日なのに空席が目立っていましたが、これからどんどん口コミで話題になって、たくさんのひととこの映画の話をしたり、評価できるようになりたいです。

逆に、この映画を見て原作漫画『ヒメアノール』がどんな話なのか気になった人は、是非チェックしてみてください!

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おすすめ関連作品ピックアップ!

最後に、この映画の関連作品を紹介したいと思います。この映画の原作を書いている古谷実のもう一つの映画化作品に『ヒミズ』というものがあります。

『ヒメアノール』の世界観が好きな人には絶対おすすめの作品になっています。また園子温監督の作品でもあり、染谷将太二階堂ふみが主演を務めて非常に話題となった作品です。

いまなら、30日間の無料体験でみれる作品になっていますので、気になった人はチェックしてみてください!

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