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『ファイアパンチ』 2巻 感想 トガタのキャラ設定が斬新すぎる件。途中からネタバレあり

10月4日ジャンプ➕の漫画『ファイアパンチ』の2巻が発売になりましたね。私は一巻を読んで完全に嵌ってしまっていました!特に、第1話なんて何回も読み直しちゃいましたしね。笑)

 設定とか世界観とかいわゆる、努力、友情、勝利的な感じじゃないところにもすごく惹かれました。同じ異能系バトルの『僕らのヒーローアカデミア』よりもこっちの方が好きです。

あと一巻最後の映画オタクの回。箸休め的なエピソードなのかと思ったら、めちゃくちゃ重要なキャラクターだったんですね。

2巻では相変わらずのちょいグロと下品な性描写も健在で、飽きることなくあっと言う間に見終わってしまいました。

ただ、この漫画ってアグニがドマを殺すのがゴールだから(あるいは殺せないか)、終わり方が凄く明確ですよね。この巻での展開を見る限り終わりが近いようでなんだか心配なのは私だけでしょうか?笑)せっかく好きな世界観なので、できる限り長く続いて欲しいものです。

ファイアパンチ 2 (ジャンプコミックス)

ファイアパンチ 2 (ジャンプコミックス)

 

※このあとには、本編のネタバレが含まれます。また、内容は批評や論評といった類のものではなく、感じたことをそのまま書き出しただけで寄せ集めのようなものです。見に来ていただいた方には、友達に借りた漫画を返す時にあーだこーだ言いい合う時のような軽い気持ちで読んでいただけると嬉しいです。

トガタという新キャラに賛否両論ある予感

前回の最後に出てきたトガタという映画オタクなキャラクター。私は、本編とは関係ないオマケ的な感じで、出てきたのかと思っていました。完全な読み違いでしたね。笑)しかも、男かと思ったら女だったし…。

漫画の中で映画を撮り主役の演出をはじめてしまう、といういまだかつてないキャラ設定。しかも、自分が楽しめるストーリーになるように、ガンガン他のキャラクターに工作?干渉していきます。斬新過ぎますね。

かなり下品な下ネタが出てくる時点で、王道の異能バトルものだとは思ってませんでした。しかし、ここまでぶっこんでくるともさすがに思ってなかったです。笑)

最初のうちは新鮮な気持ちで見てられますが、これから先長く続くとしたらさすがに鬱陶しくなってきそうです。

現実と地続きの未来の話

はじまったときは、世界が雪に覆われているのは氷の女王の祝福のせいだという設定でした。

しかし、これは国を統治するための情報操作で、実は単に氷河期に突入しただけだったということが明らかになります。現実でもこの先の遠い未来で起こることですね。かなり、先のことだった気がするけど。笑)

布教や仮想敵を作るといった国の統治のために、この世界で行われていることが、この世界観の中でも使われています。この漫画は、現実世界と地続きの未来の話だったんですね。

まぁ、これは所々で伏線として出てきていたので、十分納得できます。個人的には完全にファンタジーな世界に行ってしまうよりも、背景が現実的な方が好きなタイプなので、凄く感情移入しやすくなった気がします。

ただ、そうなるとなぜ祝福者が現れるようになったのか、など新たに説明しなきゃいけないことになってくるので、そこらへんが作者からするとめんどくさいんじゃないかって気もしてきます。

 最後に

次巻は、いよいよベヘムドルグとのバトル突入です。ただ、トガタの演出で敵に塩を送るようなマネもしていたので、一筋縄ではいかないんでしょうね。色んな祝福の使い手が出てくるので、そこも見所でしょう。

今のところトガタが言うように能力かぶりが非常に多いですし。ただ、なんか筋肉を自由に操れる祝福者の噛ませ犬感がハンパない気がする。笑)まぁ、漫画の中ではパワー系はいつもそんな立ち位置ですけどね…。逆に鉄を操る奴は、なかなか手強そうっていう。

さぁ、どうなることやら、3巻は、三ヶ月後くらいですかね。長いな〜。まぁ、楽しみに待ってるとしましょう。