劇場版『Fate/stay night[Heaven's Feel]』感想/桜やセイバーとの関係がエロゲっぽいと思ったらエロゲだった
✔劇場版『Fate/stay night(フェイトステイナイト)[Heaven's Feel ヘブンズフィール]』を鑑賞した感想
映画『劇場版 Fate/stay night Heaven's Feel I. presage flower』★★★3.0点。 これは確かにシリーズ初… https://t.co/bmeTDU69pp #Filmarks #映画
— あつ (@0129_kracpot) 2017年10月15日
さてー!
今回は、劇場版『Fate/stay night[Heaven's Feel]』を鑑賞してきました。多くのレビューと違うのは、私の場合シリーズ初見であるということです。
本当は当日、ポストカード目当てでエウレカセブン ハイエボリューション1を観るつもりで映画館に行ったんです。
しかし、そこにはびっくりするくらいの行列が・・・劇場外にまではみ出てます。
Fateの行列にびっくりしたので、一応観てみよう。全く持って世界観分からないんだけども
— あつ (@0129_kracpot) 2017年10月14日
「おい、おい、おい・・・めっちゃさむいのに」と少しかわいそうなほど。
どうやらFateの最新作の公開日と重なったようです。人気シリーズであることは知っていましたが、まさかここまで期待されている作品だとは知りませんでした。
予定通りエウレカセブンは鑑賞したのですが、あの行列の熱気にほだされて空席チェックをしてみると、ほとんどの回で完全に満席。しかし、偶然にもキャンセルが出ていたようで夜の回で1席だけ空席がありました。
「これも何かの縁」ということで観てみることにした次第です。
なので、はっきり言って前知識はほとんどありませんでした。一応SNSでレビューを確認すると、予習はしといた方がいいとのことなので公式サイト、他シリーズのあらすじや世界観だけはチェックしておきました。
結果を言ってしまうと「シリーズ初見の人には予習をしていてもかなりキツい」作品かと思います・・・
というのも、説明的な描写がかなり少なくかつテンポが速いのでハイライトを見せられているような印象でした。
ただ、バトルシーンの迫力は普段観ているアニメの比ではないほど凄まじいですし、中2チックなダークな世界観はこれを若い頃に観ていたらヤラれちゃうだろうなという危うさを感じましまた。
もし、これから初見で劇場版を見る予定の人がいたら少なくともゲームだけでもやっていたほうがいいかもです。確かスマホ版は1つのルートは無料でできるんですよね。
以下で具体的な感想を書いていきたいと思います!
感想(ネタバレあり)
プロローグは現実感が高く一般ウケするやつ
まず、セイバーのマスターになるくだり以前のプロローグ?的なエピソードはびっくりするほどリアリティが高くてびっくりしました。予告なんかで出てくるバトルを観ているとかなりファンタジーに寄ってるようなイメージだったんですよ。
それがケガをして部活動から離れたり、友人との軋轢があったり。身近に自分のことを好きで居てくれる女の子がいたり。学園モノとしての王道な展開で誰にでも親しみ安いものになっていました。
どうやら魔術を使えるらしいという以外は、現実世界に寄り添っていて雰囲気的にはこのまま学園ホラーが始まるのではと思えるほど。
これなら全然とっつきにくいとか、分かりにくいなんてことないでしょってのが序盤の印象でした。
テンポが速すぎやしませんか?
そして、ここからのテンポが以上に速かった。説明的な描写が一切なく、特にフラグといえるような助走もなく一気に駆け抜けていく感じ。聖杯戦争についてや、セイバーのマスターになる敬意などは事前予習していたので、なんとかクリアしましたがそれ移行はかなり厳しい。
3部作と聞いていたので、そこまで駆け足にはならないだろうという予想だったんですがけどね。
聖杯戦争に参戦することに決めたところから、一気に怒涛のバトルが展開されていきます。
バーサーカー戦ではあっという間にやられ、キャスパー戦ではあっという間にやつける。バーサーカー戦に至ってはどうやって窮地を乗り切ったのか、それすら分かりませんでした。
キャラクター自体は分かりやすいものですが、正直そのバトルに至るまでの人間ドラマが全く見えてこない(笑)
原作アニメやゲームをやり込んでいる人達からすれば、そうなるのが必然的なんでしょうけど、流石にシリーズ初見の人にとっては厳しいですよ。これでは。
他にも刀を使っていたキャラクターもかなり重要な立ち位置のように見えるのに、死ぬとこしか見せ場がない。ランサーも間違いなくやり手なのにいきなり登場で、バトルだけしてしかもやられてしまう。
悔しいけど迫力だけで、思い入れがないのでどうも感情移入が難しい感じでした。
桜やセイバーとの関係がエロゲ的だなと思ったらエロゲだった
圧倒的なバトルの一方で、桜との関係が並行して進んで行くわけですが、夢でのスケベ的な展開や仕方なく家に泊まってもらうことになる。
こういったシーンが挟まれるあたり、少しエロチックだなと思ったらどうやら元はエロゲの作品だったんですね(笑)正直、その点は納得してしまいました。通称桜ルートと言われているみたいなんですけど、そこらへんもなんだかエロゲっぽい気がします。
しんじが、桜を連れ戻そうと家にやってきた時の言葉も、かなりエロ要素としては際どい線を行ってましたしね。女の子キャラもよりどりみどりな感じですしね。
恐らくゲーム、アニメではもっと濃い関係性がそれぞれにあるのでしょう。そこの背景を知っているかどうかは、楽しむためのかなり重要な要素になっていそうです。
最後に
SNSのレビューを読み返して見ると、やはり初見には厳しいかもとの意見が多いですね。しかし、評価は高い。
この評価からも如何にファンの人達を楽しませるかということに主眼をおいて作られた作品だということがよく分かります。
正直、もうちょっとレビューを良く観察してから、観るべきだった。痛恨ですね。ただ、せっかく人気作品に触れたので、このまま完結までしっかり観ようと思います。
それまでには、ゲームのルート1つとテレビシリーズ1本は確実にチェックして起きたいところです。
復習の為に劇場でパンフレットを購入しようとしたのですが、夜の段階でもう売り切れ。ネットでは代理店(転売屋w)から購入できるようですが、かなり価格が高騰してるみたい。私には今は手を出せない状況です。再入荷待ちになりそう。