映画『アトミックブロンド』感想/偏差値低めアクションとシャーリーズ・セロンのどスケベな濡れ場は必見!
映画『アトミック・ブロンド』★★★★4.0点。 偏差値低めだけど面白いヤツ!
— あつ (@0129_kracpot) 2017年10月20日
ジョンウィック好きな人は絶対ハマる
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さてー!
スパイ映画は劇場で寝てしまうことの多い、立川あつです!
先日、女スパイ映画『アトミックブロンド』観てきました。正直、スパイって存在自体が親近感ないし感情移入しようがないのであまり好きではありませんでした。
しかし!
これは、いいですね。いや本当に。この偏差値が低い感じのアクション。アクションありきでキャラクターをどう魅せるかみたいな映画大好きです。
なんか『ジョンウィック』っぽいなと思ったら、後でパンフレットを見たらやっぱりジョンウィックの監督だったみたいです。たぶん、この監督が作る映画全部好きな自信あります(笑)これからは要チェックで追いかけていきたいですね。
そして、なんと言ってもシャーリーズ・セロンの百合的な濡れ場!これがエロい。エロ過ぎます。これだけでも間違いなく観に行く価値があるやつ。
そして、偏差値低めといいつつ時代背景や着地の仕方なんかは結構凝ってて意識高いです。ここらへんは『ジョンウィック』と違うところでしたね。いやー、『ジョンウィック』みたいにシリーズ化して欲しいですね!
以下では具体的なネタバレありの感想になっています。まだ観てないって人は気をつけてくださいね!
感想(ネタバレあり)
長回しの偏差値低めバトルが最高!
冒頭、取り調べを受ける前の水風呂に入るシーンで裸体が顕に。ほとんど刃牙みたいに傷だらけのカラダを披露してこれは只者じゃないな感がビシビシ伝わってきましたが、その期待に見事答えてくれるバトルっぷりでしたね。
ホースを使ったりとにかくその場にあるものを武器にして相手を痛めつけるのは、ジョンウィックでもお馴染み。流石だなって感じです。
1番激しかったのは中盤あたりでスパイグラスを逃がそうとする件の長回しバトル。屈強な殺し屋達を相手ボロボロになりながら偏差値の低いバトルをやり合って最後に辛勝するところなんかはある種のカタルシスがありました。
これが最後の最後まで続くわけで飽きる訳がないです。
シャーリーズ・セロンとソフィア・ブテラのどスケベ百合シーン
ハリウッド映画の良いところは、みんな思いっきり良く脱いでくれるところですよね(笑)確かにスパイ映画に出てくる女と聞くとハニートラップのイメージですが、今作ではそうではなく新米女スパイとの百合シーンでした。
カッコ良さとか映像美にこだわってる感じの映画なので男女の絡みではないっていうのはある意味必然なのかもしれません。バストトップは当然のように出ちゃってるし、体位が分かるようなかなり生々しいシーンでしたけど、エロい中にも芸術的な何かを感じるのが不思議でした。
だからか正直R15指定する程、性的って感じじゃないんですよね。去年、韓国映画で『お嬢さん』を観てきたんですけど、そっちの方が性的な描写としてはかなり濃厚でボリュームもたっぷりでした。映画というより頭にピンクが付きそうなレベル(笑)
もし『アトミックブロンド』に次回作があるならそこにも期待したい次第です。
魅せ方がカッコ良過ぎてクセになる
たぶんこの監督のこだわりなんだと思うですけど、いちいち細いところでカッコ付けた演出が入るのがクセになるのは私だけでしょうか?
劇中で流れてるはずの音楽が、そのままBGMに切り替わるみたいなシーンが幾つかあってこういう音楽との融合がいちいち格好良かったり。あと、テロップっていうんですかね?それもスプレーで型を取るやつで出て来るのがいちいちオシャレ。この演出はジョンウィックっぽかったですね。
現実味からは遠く離れた感じにはなりますが、そういうのって面白いかどうかとは関係ないんだなと思わせてくれました。似たようなテイストだと最近観た『ベイビードライバー』なんかも結構クセの有る演出だけど、いちいち格好良い映画でした。
こういう振り切った映画がもっともっとできたら個人的には胸熱です。
ストーリーはというと・・・
重要なリストが奪われてそれが敵の手に渡るとオワリみたいなものって、海外版世界系っぽくてたくさん観てるとありがち過ぎて、食傷気味に・・・
というのが正直なところです。何も考えずに見られるっていう点ではいいんですけど、正直後に残らない悲しさがあるのも事実。その分キャラクターや映像に凝ってるのは良く分かるんですけど通常料金だと1800円ですしね。ちょっと何か気付かされたり啓発的な何かを期待して観てしまってる自分もいて残念な感じはあしました。
ラストに関しても、すべての糸を引いていたのはアメリカだったと。これは裏の裏をかかれるスパイ映画っぽさもありますが、取ってつけたような後付とも捉えることが出来そうな終わり方だったかなと。
観た直後は前者の気持ちが強かったんですけど、徐々に後者の印象に支配されつつあります(笑)
ここらへんはまぁ若干残念とも言えるかもしれません。
最後に
『マッドマックス』でフェリオサ役を演じたシャーリーズ・セロンを主役に迎えて、『ジョンウィック』シリーズの監督を務めたデヴィッド・リーチがメガホンをとった女スパイハードボイルドとも言える今作。全体的には大満足でした。
何も考えずにスカッとしたい時に最適なんじゃないでしょうか。もし、まだジョンウィックシリーズを観てないという方がいたら是非一度観てください。この『アトミックブロンド』にハマった人なら絶対楽しめると思いますよ!