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『秋の鹿は笛に寄る』ネタバレ感想/ゆるふわ女子に頼まれるワリキリ婚外関係は天国か地獄か?!

漫画『秋の鹿は笛に寄る』(集英社)の作品情報(試し読み)、あらすじ(ネタバレあり)、感想を書いてみました。

秋の鹿は笛に寄る 1 (ヤングジャンプコミックス)

作品情報(試し読み)

作者

きづきあきら/サトウナンキ

あらすじ

あなたは要らない。子供だけ欲しい──。新社会人として働き始めた鹿島健琉には、同棲中の彼女・諏訪茉莉がいる。結婚を前提とした二人の付き合いは、順風満帆かと思われた。

しかしある日、健琉は同期のゆるふわ女子・春日凪に体のみの割り切った関係を迫られてしまう。凪は、彼女との関係を壊すつもりはなく、恋愛や結婚に割くリソースを省いて子供だけ作ってくれる相手を探しているとのこと。

ゆるふわ女子に頼まれるワリキリ婚外関係は、果たして天国か地獄か?!

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感想

いきなりですが豆知識から!

「秋の鹿は笛に寄る」とはなんのこっちゃってところですが、これは恋愛にまつわることわざってことみたい。

秋の鹿は笛に寄るとは、恋に溺れて身を滅ぼすことのたとえ。また、弱みにつけこまれて危険な目にあうことのたとえ。

趣のあるタイトルに思わず「いとをかし」と呟きたくなりますが、内容はかなりお下品とも言えるし社会問題の一側面を捉えていて深いとも感じる不思議な漫画です。

正直、男目線から読むと典型的というか古典的。同僚のゆるふわ巨乳女子からカラダだけの関係を迫られると。うん、うん好きっすね。そーゆーの(笑)

まあ、嫌いだって男はいないだろうけど、商業誌でやる内容かとも思うところです。

実際、その都合の良い関係を如何に楽しむかって表現をダイレクトにするとそのまま単なるR指定行きになりますが、本作は女性視点からも興味を持って読める漫画に仕上がっています。

体の関係として割り切る理由は単に子供が欲しいからって点ですね。

「子供は欲しい。けど、結婚はしない(男は必要ではない)。」という現代の女性的?な視点を盛り込んで描かれています。

なんかこんな映画ありましたよね。予告編ですが、子供の欲しい女性がゲイカップルから精子だけもらって自分で受精を試みるみたいな。

だとすると、結構前からこういった価値観は一部の女性たちの中にはあったのかな。

現代社会において自立した女性として生きようとしたら結婚はかえって重荷になるだけ・・・という現実が確かにあるんでしょうね。

夫婦揃って子供がいてって家族像だけが幸せだとは思わないけど、ひとりの男としてはそこに自分がいないとなると寂しい気もします・・・。と感じた自分はもう既に本作で言う所の笛による秋の鹿になってるのかもしれません(笑)

まあ、内容はそんなところとして、

陽性の妊娠検査薬を持って微笑んでいる女の子。これを見て幸せなひとときが描かれると見るか、ドキッとして冷や汗が出てくるのかそんなところでも男性、女性で全然違う反応をしそうですね。

レビューなんかを覗いて見るとかなり女性評が多くてどちらかと言うと女性の方が楽しんで読める漫画になってるのかも。

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