TOKYO ALONE

あんなことやこんなことをあなたに

映画『傷物語(III冷血篇)』感想 エロとグロと大きさに見とれてしまった件

1月6日から全国公開されている映画傷物語の感想レビューを書いています。『I鉄血篇』『II熱血篇』に続き、第3弾となる本作が完結編です。 人間の体に戻るため3人の強敵と戦ってきた主人公・阿良々木暦ですが、果たしてどんな結末が待っているんでしょうか!

さてー!

このシリーズは、化物語とこの傷物語しか観ていない立川あつです。そして、原作も読んでいないので、どういう結末が待っているのかも知りません。

ファンの人たちからすると非国民扱いされてしまいそうで怖いです。笑

なんで、他を観ていないかというと、単純に先延ばしにしている間に、時間が経ってしまったというだけです。

ごめんなさい…。

ただ、キリが良いので時系列的にここから観ても全然楽しめる内容なんですよね。私は、今作を観終わったところから、違うシリーズに手を出して行く感じで行くつもりです。

さて、内容ですがこの後に続く化物語への接点が、美談としてでもなく、英雄譚としてでもない傷物語としてタイトルの通り描かれていたと私は感じました。

冷血篇というのも言いえて妙といったところですね。

TVシリーズでは、できないエロ・グロの描写なんかも含めて映画にする価値がある作品に仕上がっていました。

【作品情報】

これから先、映画本編のネタバレが含まれます。また、内容は批評や論評ではなく、感じたことをそのまま書き出しただけのものです。友人と見終わった後に「あーだこーだ」言いい合う時のような軽い気持ちで読んでいもらえると嬉しいです。なお、コメント大歓迎なので気になったことがあれば、是非コメントを残して言ってください!

3行で振り返るハイライト

吸血鬼の本性が明らかに!

おっぱい!

まさに、冷血な結末へ!

ネタバレ感想

原作小説を読んでなくて正解だったかも

私は、原作があってもあまり予習はしない派です。もちろん、映像化を知らずに読んじゃっているってことは結構あるんですが、化物語シリーズに関しては一切ありません。

なんか、先入観だったり、情報の過不足がが気になって、楽しめなくなっちゃうんじゃないかって気がするんですよね。

この方針が、今作では良い方向に運んだのかなという気がしました。

結末というか、その後の関係性は知っていても、そこにどのようにして繋がるのかというのが今作のポイントだったわけですし。

そういう意味で、この完結篇を観終わったときにはじめてタイトルの通り『傷』に関する物語だったと感慨深く振り返ることができるのは、知らないが故だったのかなと。

ストーリー性ということでは、熱心なファンよりも私のような原作小説に手をつけていないライト層の方が楽しめたのかもしれません。

この傷物語で、幸せになれた人は誰もいない。極端に登場人物の少ない今作ですが、誰一人として救われることは、ありませんでした。

かといって、もやもやするようなこともないです。このあとの展開も知っているからですね。

化物語』へと繋がる結末としては良い終わり方だったんじゃないかと思います。化物語の世界観の原点ここにありといった感じですね。

エロ・グロがTVシリーズではできないレベル!しかし、ありがとう!

映像・音声での体験が非常に嬉しい作品でしたよね。笑)特に、おっぱい的な意味で。今作ではおっぱいに次ぐ、おっぱい。おっぱいのボリューム感、そして含有量があまりにも多かったように思います。

まぁ、パンチラで始まる物語ですからね。ある程度、エロは予想していましたが、ここまでファンサービスたっぷりだとは思いませんでした。

カップルで観にきた学生なんかは、少々気まずい空気になったかもしれません。笑

特に、おっぱい慣れのシーンは、確信犯でしたよね。童貞チックなテンパったが故の行き過ぎ言葉責め。そして、そこまでやっておいてチキるという。笑

完全にAVの絡みを劇場でやってしまっていました。ロマンポルノでも観に来てしまったのかなという錯覚を感じるほど…。

しかし、このシーンを作ってくれた監督、そして制作の人たちには、心からの感謝を表明したいと思います。

「ありがとうございました』と…。

そして、なんと言ってもグロシーンもなかなかの見応えでした。

一切、隠すことなく人を食らっていくキスショット。色々、見えちゃいけないものまで写ってしまっていたように思います。

内容的には、R15指定がされてもおかしくない感じでした。ただ、このおどろおどろしいシーンも劇場で観る映画の醍醐味ですよね。

化物語の世界観とエログロってかなり、親和性が高いんだなぁとこの映画を見て改めて実感しました。

スプラッター系バトルシーンがやばい!

サッカー場でのバトルシーン。ほとんど死ぬ余地のない二人のこの戦いは、果たしてバトルと言って良いのかさえ定かではありませんでしたが。

それにしても、斬新すぎるバトルでしたね。

おもちゃのごとく、簡単に吹っ飛ぶ頭に手足。簡単にせん切れる胴体。そして、そんな傷もすぐに修復してしまうという。

スプラッター映画の製作者もこの映像にはびっくりでしょうね。

サッカー場の壁に、頭を押し付けてだいこんおろしのようにするシーンなんかは、このアニメでしかできないでしょう。笑

というか、この戦いを原作小説ではどう描いているのか気になります。こんなの普通文字で描けないですよね。

映画では、バトルシーンをかなり改変しているんでしょうか。

どうなんだろう…。

折角見終わったので、原作小説との違いも確認して見ようかななと思います。あとから読む分には、懸案していたことを気にする必要もないですしね。

まとめ

傷物語としては完結篇となる今作。

まさに、その最後としてふさわしい出来栄えだったんじゃないでしょうか。

私のようなライトファンから、今作を待ち望んでいたヘビーなファンまで幅広く満足できる映画だった思います。

そして、マーケティングな意味合いでは、この傷物語化物語へと繋がる前日譚なので、化物語シリーズを見返したくなるようになっています。

私は、早速AmazonでDVDをポチってしまいました!笑)なんと言っても映像の美しさも『化物語シリーズ』の良いところですからね。

あまり、スマホなどのちっちゃい画面向きじゃないかなと個人的に思います。

ただ、単に動画として観るのであれば、U-NEXTでも配信されているようなので、そちらで観たほうが、断然お得ですね。

加入してから、一ヶ月は無料期間ですし最初に600円分のクーポンまで付いてくるようです。さらに、2ヶ月目からは、1000円に増えます。

Huluなんかでは、配信されていないような新作も1000円分は無料で見れるようにというサービスのようです。

先日、スターウォーズEP3.9とも言われるローグワンを観て、そのあとすぐスターウォーズEP4を観たら最高だったので、私は今回もその流れで観てしまおうと思います。

この映画を観て『化物語』熱が高まってしまった人は、是非チェックしてみてください!