TOKYO ALONE

あんなことやこんなことをあなたに

ネタバレ感想『恋のツキ』【3行で分かるあらすじ】

漫画

人気記事セレクション

新田章の新作『恋のツキ』の登場人物やあらすじ、ネタバレを含む感想をまとめいます。恋人持ちのアラサー女性のリアルと15歳の少年との恋を描く。イラストとのギャップが大きいかなり危険度の高い漫画。

さてー!

独身アラサー女子の気持ちが気になって夜も眠れない立川あつです。

最近、女性視点で描かれる青年誌が増えてきている気がしませんか?

『私の少年』なんかは凄く有名ですよね。

この作品もその一つ。ジャンル的には、おねショタモノと言って良いのかな。

結婚を考えている31歳の女性が15歳の少年に恋をして、浮気に走ってしまうという少し危なっかしい内容の漫画になっています。

男にとって女心というのは、永遠の謎である訳ですがこの作品では、そんな謎を少しでも紐解くヒントが隠されているかもしれません。

揺れる恋心を描くという点では女性向け、生々しい欲求や性描写まで含めると男性向け。

男女関係なく楽しめる要素の詰まった作品になっている印象です。

試し読みもできる作品なので、気になった人はチェックしてみてください!

【作品情報】

『あそびあい』で知られる新田章のモーニング・ツーでの連載中の作品

青年誌と女性誌の中間的な作風になっている

現在、第2巻まで発売中!

登場人物

平(タイラ)ワコ

31歳、恋人との結婚を考えているごく普通の女性。クジで当たりを引き当てた時に幸せを感じる。

ふうくん

ワコと同棲中の恋人。子供っぽい性格。まがままで自分勝手なところがあるが、憎めない優しい一面も持ち合わせている。

伊古(イコ)ユメアキ

映画が好きなピュアな15歳の少年。引っ越しがちであまり友人がいない。

3行で分かるあらすじ

第1話 平ワコ31歳

平ワコは、30代を迎え結婚と出産を真面目に考える一方で、愛し愛されるメルヘンな世界観にも憧れている普通の女性。

恋人のふうくんは自分勝手な子供のような性格だが、年齢も考えると別れるという選択肢を考えることはなかった。

そんなある日、失業中にバイトしている映画観で15歳の高校生と出会い、ワコは心が揺れ始める。

第2話 夏祭り

映画館で出会った少年は学生証を落としていたが、ワコは探しに来ることを期待して密かに自分のポケットに入れてしまっていた。

案の定、その少年・伊古ユメアキは学生証を取りにくるも、渡したら終わりだと思うと返すことができなかった。

しかし、そこでイコくんがこちらに引っ越してきたばかりということを知って、夏祭りを案内することになりワコの気持ちはさらに揺れていく…。

第3話 浮気ってどこからですか?

学生証を返す際に、イコくんの気になっていた映画を観に行く約束を取り付けるが、ワコは2人で映画を観にいくことは果たして浮気になるのかどうか思い悩む。

答えが出ないまま映画を観終えたあと、路上での喧嘩を止めようとすることで、2人の距離感は少し縮まる。

涼みに入ったカラオケ店で、友人ができず女性ともデートする機会がなかったと打ち明けられたワコは、伊古くんを慰めようと試みる…。

第4話 にわか雨

急に店を飛び出した伊古くんに嫌われてしまったと思い込むワコ。

雨の中、家に帰るとふうくんがカレーを作って待っており、安心できる存在は彼だけだと実感する。

しかし、嫌われたはずの伊古くんからメールが届き、逃げ出してしまったことの謝罪と共に、また会いたいと告げられる…。

第5話 花いちもんめ

自分はふうくんに一番に選んで貰ったということを思い起こして、ワコはイコくんに対する思いを断ち切ろうとする。

会いに来た彼を見て「性欲旺盛なお猿さんだ」と割り切ろうとするが、彼はあくまで純粋だった。

ふうくんからの飲みの誘いがあるからと、その場を去ろうとしたワコであったが…。

第6話 振り子

気持ちが募るばかりのワコは、ふうくんに嘘を付いてイコくんと一線を越える決意をする。

ホテルに着きこれからというところで生理がきてしまったワコは、一方的にイコくんをいじる側になる。

ピロートークの中で、自分が本当にやりたいことなのはなんなのかと回想しているところで、不意にイコくんから告白される…。

ネタバレ感想

男の妄想では済まされない!危なっかしい浮気心

初心な少年が大人の女性との関係を…というのは、ありがちな男の妄想ですよね。ありがち過ぎて、エロ漫画にもならないレベルです。笑

ただ、この作品ではあくまで「大人の女性が少年に恋をする」という女性目線で描かれているのがポイント。しかも、結婚を考えている恋人がいると。

視点が変わるだけでこれだけ危険なかおりがするというのは、新鮮ですよね。

なんだか、禁忌を犯しているかのような背徳感もつきまといます。笑

本人もそれを自覚していながら、自分の気持ちを抑えきれずにどんどん接近していく姿は、正直賛否両論かと思います。

子供に手を出すなんてということもそうだし、恋人がいながらというのは特にですね。

女性からは、到底受け入れられない気もします。

ただ、実際はどうなんでしょうか?

私が男だから知らないだけで、以外と女性のショタコン的な趣味は一般的なのかもしれません。ジャニーズが好きな大人女性とかもたくさんいますしね。

それに、付き合っている男というのも典型的なダメンズよりで、少年を追いかけることを正当化するような要素が整っているようにも思えます。

案外、純粋に女性の妄想とリアルをなぞった作品でもあるんじゃないかと、私は感じています。

名前が独特な件について

主人公の名前が平ワコというちょっと変わった名前をしていますよね。

まあ、名前の多様性にケチをつけるタイプでもないので、しれっと読んでいたのですがSNSなんかを見ていると意味があるようでした。

平ワコを漢字にすると、平和子となります。無理に読もうとすれば、平和な子。まさにワコの性格を表すかのようなネーミングセンスですね。

これが、親の込めた思いなのか新田章先生の遊びごころなのかわかりませんが、すっかり最初の違和感がなくなりました。笑

そうなると、伊古ユメアキという名前にもなにかありそうなので、ちょっと自分なりに考えてみました。

漢字に直すと、伊古夢明。名前の部分を逆に読もうとすると明るい夢になります。

さらに、苗字のイコを逆に読むと、コイ。つまり恋ですね。

全部を無理やり逆から読もうとすれば、「明るい夢のような恋」とでもなるのでしょうか。

ちょっと、これは深読みですかね。笑

とにかく、名前には意味がありそうなので、こういうことでは?というアイディアが浮かんだかたは、コメント欄から教えていただけるとありがたいです!切実に!

よろしくお願いします。

まとめ

良いところも悪いところもお互い知っている居心地の良い彼氏vs明るい夢のような恋ができる15歳の少年。

どちらを選ぶのが幸せになれるのか?

正直軽々しくどちらだいうことはできませんよね。

もちろん、現実であれば浮気はダメだし、15歳の少年に手を出すのもダメです。

ただ、土壇場で引き当てたガチャガチャのレアは、なかなか捨てられるものではないのでしょう。

難しい問題です。

第2巻では、どうやら浮気がバレたという展開が待っていそうです。どちらを選ぶかではなく、両方失うパターンがあり得るやつ。

考えただけで、なんだか胸が締め付けられます。気になりますね。