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ネタバレ感想『白い先生の嘘(鳥飼茜)』は性教育の教科書になるか?男女の性の不平等を描く漫画!

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✔漫画『先生の白い嘘(1)』は男女の性道徳を問う深い漫画だった話

✔作品情報、あらすじ、無料試し読みサイトをまとめています

✔感想を面白味を削ぐようなネタバレは避けつつ紹介

先生の白い嘘(1) (モーニングコミックス)

さてー!

三連休です。いかがお過ごしでしょうか。私は、特にやることもないので今日も漫画に映画と自己完結できるもので過ごしています。

漫画サイトのランキングにも入ってるし、2巻まで無料ということで試しに読んでみました。

表紙からもタイトルからもいまいち内容がイメージ出来ない本作ですが、この漫画結構深いです。「そこに踏み込む?」って感じで問題提起の意味合いが強いのかな。

男女間の性の不平等を描く。こう言われるとなんだか説教臭い感じもしますけど、内容は実際にあってもおかしくないリアル感があります。残酷で非道な人の醜い部分を描いているので、目を覆いたくなるようなシーンも・・・。

けど、この作品を読んでみんなでもっと真剣に向き合って欲しい。そんなメッセージも伝わってきました。大人の関係についての同意の問題もネットでは度々議題にあがりますし、いい教科書になるかもしれません。

ということで、『先生の白い嘘』の紹介とネタバレしつつ感想をお届けしていきます!

作品情報

作者

鳥飼茜

出版社

講談社にて連載。全8巻で完結。

あらすじ

24歳、国語の高校教師をしている美鈴は、生徒に苦手意識を持ちながらも高みから観察する立場を確保しなんとか上手く立ち回っていた。

新妻はそんな美鈴を担任に持つ生徒のひとり。地味な立ち居振る舞いから、周りからは嘲笑の対象にされることもしばしばあった。

そんな2人には決して人には言えない性的な関係にまつわる秘密があるのだが…

無料試し読み

いつまでやってるのか分かりませんが2017年11月5日現在、2巻まで無料です。

☟『白い先生の嘘』と打ったら出てきます

 >>無料試し読みはこちら

ネタバレ感想『先生の白い嘘(1)』

 男女間に平等なんてありえない!

「人間を二つに分けたとして、必ずどちらかが取り分が多いと私は、感じている」

いきなりメッセージ性の強い言葉で始まるストーリー。作者の強烈な思いが伝わってきます。ようするに、「平等なんてなんてありえないんだよ!」ということが言いたいんでしょうね。

美鈴の言葉はそのまま作者あるいは、女性の本音の言葉として表現されているのかもしれません。世の中男女平等とは良く聞く言葉ですが、どこか嘘っぽい。「というか嘘でしょ」と。

とりわけ男女の大人の関係になるとそれが顕著になる。それを具現化したのがこの漫画なのかと思います。

美鈴と新妻に共通する点

美鈴には以前友人の婚約者である早藤に強引に押し倒された過去があった。その関係は今も続いており早藤は学校に押しかけて強要してくることさえある。

一方、新妻はバイト先の人妻に断ったのにも関わらず、半ば無理やり大人の関係を結ばれたことで女性恐怖に陥り悩んでいた。

立場は違えどこの二人は同じように不適切な関係を持ちながら、その関係を断ち切れずにいます。美鈴の場合は暴力、一方新妻は年齢や立場。力関係を利用し、完全に相手にマウンティングされている状況です。

これが妙にリアルに感じられるのは、性的な被害には合わなくても誰だって同じように力関係を利用され傷つけられた経験があるからでしょうね。非常に胸糞が悪く、客観的に読んでいる立場からはぶっとばしたくなるやつ。

ただ、誰だって分かりますよね。力関係を利用して断れない、断ち切れない関係というのを一度は経験したことがあるはずです。だからこそ、本気でイライラする。そんな人間関係を描いています。

新妻の秘密が学校で噂に

新妻は同級生にかなり年の離れた女性とホテルから出てくるところを目撃され、不倫ではという噂が立つ。美鈴はその確認の為に新妻に直接事情を聞くことに。そこで新妻は自分の悩みを打ち明ける。

この後の展開!これがおそらく鳥飼茜さんが強烈に描きたかったものなんでしょうね。美鈴は生徒を高みから観察する立場を完全に放棄して、不本意にも自分の私見を新妻にぶつけてしまいます。

ここが第1巻最大のハイライトであり核心でもあります。男性と女性で食い違う価値観。それを痛烈に描いています。そこからの展開は是非本編を見て確認してみてください。

最後に

 

『白い先生の嘘(鳥飼茜)』は2014年の「この漫画がすごい」オンナ編にて第9位にランクインしてる作品です。特徴としては、青年誌に連載していたにも関わらず女性からの指示が大きいということですね。鳥飼茜先生も元は女性誌向けの作品を多く描いていた方のようです。

これは単なる予想なのですが、内容的には女性に共感される。けど、男性にも読んでほしいという出版社の思いから青年誌の連載になったのではないでしょうか。

実際、著名人が力関係を利用して不適切な性的を持っていた話は後をたたないですしね。

☟『白い先生の嘘』と打ったら出てきます・

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