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ネタバレ感想『創世のタイガ』マンモスにカリコテリウム!森恒二の新作は壮大なタイムスリップサバイバル漫画だぞ

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✔めちゃくちゃ楽しみにしてた森恒二先生の新作は壮大なタイムスリップサバイバル漫画だった話

✔作品情報、あらすじ、キャラクター、無料試し読みのまとめ

✔感想をネタバレしつつ紹介

創世のタイガ(1) (イブニングコミックス)

さてー!

好きな漫画家トップテンに入る森恒二先生の新作が出ました。私は、ホーリーランドから始まり自殺島デストロイアンドレボリューションと全部3回以上リピートして読んでいます。

森先生の描く主人公は必ずと言っていいほど悩みに悩んで煮詰まっているタイプ。その悩みが自分の中にもあるものなので、共感できるしいつも楽しんで読むことができます。

 新作『創世のタイガ』では、自分が特別ではないと気付いた人類学を専攻する大学生のタイガが主人公。原始時代にタイムスリップした仲間と共に、厳しい環境下でサバイバルしていく姿を描いています。

いやー!今作も熱くなりそうですよね。設定だけで言えば『自殺島』よりもかなりハードモードっぽい。

ということで早速いっちゃいましょう。

作品情報

作者

森恒二

出版社

講談社(イブニングKC)にて連載中

あらすじ

タイガは自分が凡庸であることに気付き、生きている実感が乏しい大学生。文化人類学を専攻するゼミ仲間6人と共にオーストラリアに卒業旅行に来ていた。

そこで偶然見かけた洞窟内部には、ガイドマップにも載っていない古代のものと思しき壁画が描かれていた。大発見だと喜ぶのもつかのま、直後に起こった大きな揺れによる崩落で洞窟内に閉じ込められてしまう。

奇跡的に全員無事で洞窟内からも脱出した一同。しかし、そこは巨大な樹木が屹立し、見慣れない大型哺乳類な闊歩するどう見ても原始時代としか思えない世界で…。

無料試し読み

ネタバレ感想

崩落した長いトンネルを抜けるとそこは原始時代だった

7人がなんとか崩落から逃れ、たどり着いた出口の先は原始時代だった。現代とは全く違う植生。そこで弱肉強食を繰り広げる巨大な古代の哺乳類たち。みんなが絶望的な表情を浮かべる中、タイガは心のどこかで湧き上がるようなドキドキを感じていた。

このドキドキ。興奮。高揚感。森先生の作品を読んでいる人からするとおなじみの内面描写ですよね。

これは生存本能だと私は、解釈しています。人は厳しい状況下に置かれるとこの生存本能のスイッチが入るんじゃないでしょうか。

現代の日常では感じられない正に命の危機。それに直面し、生存本能が呼び起こされつつあると。

生きる意味を見失いつつあったタイガを通して本能に目覚めた人間の活躍を描く。それが、今作のテーマになるのかと思います。

古代にきたことを認めサバイバルへ

カリコテリウムマンモス更新世に生きていたとされる哺乳類を目の当たりにして自分達の置かれた状況を理解し始めた一同。肉食動物から身を守るシェルターに火起こし、そして生きる為、水・食料の確保に奔走する。

タイムスリップしたことに対する動揺はもちろんですが、危機に直面した時の反応というのが、7人それぞれで面白いですね。

冒頭、洞窟に閉じ込められるまでの間にそれぞれのキャラクターが分かるようにしていたのはこの為でしょう。

特に気になったのがタイガとチヒロ。タイガは明らかに「目覚めて」生き生きして来てるし、チヒロは危機的状況下でもあまり不安を表に出さずに飄々としています。一方、お調子者っぽいはなかなか周りの状況を受け入れられずにいました。

七人七色っていうんですかね。それぞれキャラクターがあって、自分ならどうなるだろうなと当てはめて考えて読むのも楽しいかもしれません。

ただ、ちょっと気になるのが男女比のこと。男が一人余るんですよね(笑)前作の自殺島ではかなり特殊な環境での性描写もあったので、男女関係がどうなるかというのも気になるところです。

人類との遭遇 

人類学を専攻する学生だけあって、生き物の種類からおおよその年代を把握することができつつあった。 そんな中、タイガたちはネアンデルタール人とホモサピエンスの対立に遭遇する。

単に自然の中でサバイバルするだけでは終わらない。森先生は、人と人の対立を描く漫画家さんだったのを思い出しました。

ラストでホモサピエンス 側が仲間の死を悲しんでいるシーンができましたが、間違いなくこの先彼らと接触することになるでしょう。

言葉も文化も違う中でどうコミュニケーションをとって、いかに共生していくのか。モノローグのマンモス狩りの回想へとどのように繋がるのか楽しみですね。

最後に

やっぱり個人的に凄い好きな漫画家さんです。内面描写が完全に共感できるんですよね。登場人物と同じ悩みを持ってる確率100%です(笑)それが、路上での格闘であろうと、流行り?の異世界転生的なストーリーであろうと人としての根っこで繋がっている気がするので、文句なしに楽しむことができます。

当然、いつものように森節とも言える解説もついてるので安心してくだい!この作品が完結するころには、たとえマンモスがいる時代にタイムスリップしても生きていけるだけの知識は身についているんじゃないかと思います。

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