ホラー漫画『食糧人類』がヤバ過ぎる！人類への理不尽な描写に悶絶した件【おすすめ】
9月20日、前作ではゾンビ漫画を書いていたイナベカズ、蔵石ユウのコンビによる新刊『食糧人類Starving Anonymous-』が発売されました。
最初に言っておきたいのですが、この漫画絶対に見てはいけないレベルで閲覧注意なので気をつけてください。！
前作もゾンビものを描いていてそこそこホラー感満載でしたが、この作品はホラー耐性を持っている人たちですら、震え上がらせるような出来栄えです。
地球温暖化によって、冬でも真夏のような暑さ。人の住める地域は100年前の1,000分の1にまで減少してしまった世界を描いています。
ところでいきなりですが、
色んな漫画や映画などを見るのが習慣化してくると普通の物語じゃ刺激が足りなくなることってありませんか？
まぁ、私のことです。笑）そんな感じで、最近はホラーっぽい描写もある漫画に興味を持つ腐れ野郎になってしまっています。
この『食糧人類』という漫画は、そんな初カキコども状態な人たちにが絶対に満足できる内容となっています。
あまりの衝撃だったので、この感情をみなさんと共有したいと思い記事を書くことにしました。
一部ネタバレも含む内容紹介なので、すぐに読みたいと思った方は途中で止めて、単行本を手に入れましょう！
※サイト内で『食糧人類』で検索したら出てきます
「食糧人類」で検索！「料」ではないのでお気をつけて。
読む前に知っておきたいこと
あらすじ
ある日、高校生の伊江とカズの2人は、学校からバスで帰宅する途中、車中に催眠ガスを撒かれ拉致されてしまう。目が覚めると、そこは人が敷き詰められたトラックの上。あたりには本人たちには信じられない光景が広がっていたここは一体どこなのか？ この地獄から、脱出する術はあるのか？
人類が衰退した社会で密かに行われるようになっていたこととは…
この作品で描かれる世界では、温暖化からの食料危機に直面しています。そこから信じられないようなホラーな描写が次々と展開。
絵による描写で言えば他作品にもたくさんホラーっぽいものはありますが、独特な絵柄で描かれるこの世界観はなかなか目を背けたくなるような内容になっています。
この後読み進める方は、十分覚悟して下さい。
思考を奪う激ウマな栄養剤
天井からホースが吊るされておりなにやら思考を奪う美味しい液体によって、人を夢中にさせ栄養をとることしか考えられないようにしてしまう栄養剤。
思考能力を奪われてひたすら栄養摂取に夢中になった人類は、一心不乱に太るための液体を飲まされ続けてみんなで仲良くプクプクと太ってしまいます。
ただ、ひたすらに肥満体を生み出していくという…。
「けど、そんな美味しいならちょっと飲んでみたいなぁ。」と思ったり（笑）
「いかん。いかん。飲んだらおしまいだ。」を繰り返しながら読み進めていました。
正直に絵的にかなりホラーなんですが、実際人が動物に対してやっていることだと考えると複雑なものがあります。
動物を家畜にとして扱う人類に対して警鐘を鳴らす作品なのかも。。。というのは深読みですかね。まあ、単純にひたすらこういったタイプの描写が好きな人を満足させたいというサービス精神により生まれた作品なんじゃないかと思っています。笑）
遺伝子操作により生み出される巨大な虫
幼虫から成虫まで色んな虫が閉じ込められた倉庫内に出現します。これは今のところ正体は明らかにされていませんが、さながら映画スターシップトゥルーパーズに出てくるような謎の生物です。
その目的などは一先不明で、それがまた不気味です。単にホラーサスペンス的な展開では飽き足らず不気味な気持ちにさせるためにぶっこんできたんじゃないかというレベルです。
虫ってそもそも人類にとって潜在的な恐怖を植えつけられているような気がします。明らかに自分たちよりも小さく体重も軽いものなのに異常に怖がっちゃいますしね。それが、自分たちの何倍もあろうかというサイズ感で登場するんだからたまったもんじゃありません。
まとめ
この漫画は、映画化もアニメ化もおそらく期待できない漫画だからこそ扱えるテーマになっているんじゃないかと思います。
言葉だけでも十分胸糞感が伝わると思うのですが、そこに絵による描写が加わるとさらに夢に出てくること間違いなしです。
どうも商業的な作品は苦手だという人。耐性がつき過ぎいて、さらなる刺激を求めている人には是非チャレンジしてもらいたい作品です。
試し読みができる作品
「面白いかも」と気になった方は試し読みができるそうなので、第1話だけでもチェックしてみてください。
※サイト内で『食糧人類』で検索したら出てきます
なお、この作品のテイストが好きだという方は、前作の『アポカリストの砦』もチェックしてみるといいかもしれません。こちらはかなり前衛的？なゾンビ漫画になっています。
