漫画『ギフト±(プラスマイナス)』がエグい!臓器売買による命の再配分を描く あらすじや感想・魅力を紹介!【ネタバレ】
どうも!Kindleは友達!立川あつです。
リアルな臓器売買を描く漫画『ギフト±(プラスマイナス)』読んだことがありますか?
ダークでスリリングな世界観が好きな人には、絶対【オススメ】の一冊です。
この作品は、命を粗末に扱う人間の臓器を「資源」として、命を大切に扱う人たちに再配分するというテーマで描かれています。
現実に起きている社会問題をモチーフに扱っているので、エンタメ作品でありながらドキュメンタリーを見ているようなリアル感のある作品です。
善悪を超えて社会の不条理に向き合う漫画で『ブラックジャックによろしく』のダークサイド版といった感じでしょうか。
このエントリーでは、漫画『ギフト』のあらすじや登場人物を紹介するとともに、その魅力も徹底解説していきたいと思います。
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読む前に知っておきたいこと
『ギフト±(プラスマイナス)』は2015年から「週刊漫画ゴラク」で連載されており、2016年11月の時点で6巻までが発売されています。
あらすじ・内容紹介
鈴原環は女子高生にして狩りのプロ。その標的は、人…!
更正を期待出来ない犯罪者と、その肉体を必要とする患者。
需要と供給が一致した時、少女の“仕事"が始まる!
鬼才・ナガテユカが渾身の筆致で問う命の価値とは!?連載開始時より大反響、日本の地下社会で極秘裏に行われる“臓器売買"の闇に迫る衝撃作!!
amazon内容紹介より
登場人物
鈴原環
鯨(人)の解体を生業としている謎の女子高生。命を大切にするべきという信条を持っている。一方、そうでない人間は鯨として意識があろうなかろうとと問答無用で解体する。
英(はなぶさ)琢磨
新宿で闇医者をしている。臓器移植を受けられない患者に対して、違法で手術を行っている。環をなんとしてでも見つけ出すために、探偵を雇っている。
漫画『ギフト』の魅力!一部ネタバレあり
正義とはなにかが問われる
命は大切にしなければいけない。
これは当たり前の事ですが、残念ながら人間社会では、その通りにいかないことも多いですよね。
凶悪犯罪の加害者なんかは、もちろん命を大切に扱わなかった人間です。
この作品では、そのような人間を鯨として扱います。
「なぜ鯨か?」というと、以下の引用をご覧ください。
胃に眼球 靭帯に皮膚も移植に
骨は標本
髪の毛だってカツラにするか溶かしてアミノ酸にして調味料に
しめて一体 四千万くらいの値がつく
むやみやたらに捕ったらダメだけど
捕ったら完全に利用しないとね
『ギフト±』より
いわゆるクジラは、この通り有効に使ってしまおうというのがこの漫画でのスタンスであり、正義感になっています。
果たして、この考えを自信を持って否定出来る人がいるでしょうか?
少なくとも私は、凶悪犯罪の加害者よりも命を大切する人に生きて貰いたいです。
海外ドラマを見ているようなサスペンス感
環をなんとしてでも探し出したい闇医者・英と英に迎えに来て欲しい環。
なぜそこまで、お互いに繋がりを持ちたいのか核心を避ける形で話は展開していきます。
しかし、どうやら2人は仕事を通じて既に繋がっているんですが、それを知る由もない。
「いや〜、これが今後どのような形で接点を持つのか。」
気になってページをめくる手が止まりません。笑
非常に話の構成が上手で、読み進めるたびにグングン引き込まれいってしまいます。
現実の社会問題を扱っている
1巻では、凶悪犯罪、赤ん坊の遺棄、JKリフレが扱われています。
実際、日本においては闇の臓器売買などは行われていないはずです。と信じたい。笑
しかし、なぜこの漫画に現実味を感じてしまうのかというと、リアルな社会問題にスポットを当てているからだと思います。
「ありえない、けどあるのかもしれない」
一度はニュースなどで聞いたことのある事件がモチーフになっているので、どうしても一つ一つのエピソロードに既視感を覚えてしまいます。
ひょっとしたら、あのニュースで事件の後には「こんなことが起きているのかもしれない」みたいな。
そう思わせられる工夫が随所に施されているので、ドキドキハラハラしながら見ることができます。
まとめ
いかがだったでしょうか?
この漫画とことんハードな内容ですが、作者の方は女性だそうです。
確かに絵が綺麗だし、言われてみると「なるほど」と思いました。なんだが、少女漫画のようなタッチに見えなくもないですよね。
スリリングな展開、エグい描写があっても大丈夫!という人は必見です。
少しでも琴線に触れたなら、是非チェックしてみてください。
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