ネタバレ感想『ハレ婚。』は綺麗な絵とは対照的なラブコメハーレム漫画だった!
どーも!できることならハーレムを作りたい立川あつです。
以前から気になっていたヤングマガジン(講談社)にて連載中で大人気の漫画『ハレ婚。』をやっと読むことができました。
ずっと気になってたんですよ〜これ!
2014年に第1巻が発売された「一夫多妻制」をテーマにして描いている漫画です。ハレはハーレムを意味していたんですね。
エロチックなハーレムものとしても、女性が好きなラブコメとしても読むことができるので男女共に絶対にオススメできる作品です。
表紙のイラストを見てもらうとわかると思うのですが、女性の漫画家さんが描いている漫画です。
絵は女性受けする綺麗な感じですが、青年誌の連載のためお色気要素もたくさんでてきます。さらに、男運の悪い主人公という女性向けの鉄板設定を持つラブコメを軸にしていますが、テーマは男の大好物・ハーレムを取り入れているというかなり不思議な作品です。
この記事では、『ハレ婚。』のあらすじや登場人物の紹介をするとともに、ネタバレも交えて面白いポイントの感想をお届けしたいと思います!
無料の試し読みもできる作品なので、気になったらチェックしてみてくださいね!
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※このあとには、本編のネタバレが含まれます。また、内容は批評や論評といった類のものではなく、感じたことをそのまま書き出しただけで寄せ集めのようなものです。見に来ていただいた方には、友達に借りた漫画を返す時にあーだこーだ言いい合う時のような軽い気持ちで読んでいただけると嬉しいです。
あらすじ
――この家、壁の向こうにも妻がいる!? 今までのオトコがすべて既婚者(騙されてた)という恋愛運サイアクな主人公・前園小春。ふらっふらで故郷へ帰るが、そこではさらにありえない生活が待っていた!……なんと故郷は、少子化過疎化対策の特区指定で、”一夫多妻(ハレ婚)”がオッケーな町となっていたのだった!!!
登場人物
前園小春
東京では既婚者であることを隠して近づいてくる男ばかりで、友達からは既婚者ハンターという不名誉の称号が与えられる。本意ではないゲスな関係は一切受け入れずに、発覚すれば容赦ない制裁を下す。いきあたりばったりのところはあるものの思いやりがあり、可愛いのに嫌味じゃない等身大の女の子。
伊達龍之介(龍ちゃん)
涙もろくナルシストっぽい黒髪長髪のイケメン。しかもお金持ち。しかし、現在は無職。小春のことを三人目の妻としてなんとしても迎え入れたいと考えている。
ゆず
第一夫人。都会的な派手な見た目であるが、怒ると方言が出る。ホルスタイン、いわゆる巨乳。
まどか
第二夫人。ミステリアスな感じでいつも落ち着いている。なぜか臓器売買のブローカーを知り合いに持つ。
ネタバレ感想
一夫多妻制という斬新過ぎる設定が面白い!
市長の熱意ある指導のもと小春の故郷では、少子化過疎化対策の特区指定で、一夫多妻制がオッケーな町になってしまっていました。
一夫多妻制というハーレムを男の視点ではなく、女性それも三人目の立場から描くというのはなかなか斬新ですよね。笑)
しかも、ゲスな関係にはうんざりしている子が主人公ですからなおさら。だからこそ、そこから生まれるドタバタっぷりが、まず文句無しで面白いです。
お金に困ってると分かるや、札束をダシに近づいてくる龍之介。
そんなダメンズをネギでばっさりいくところなんかは、女性が喜ぶシーンだったんじゃないでしょうか?笑
家族のため、家業を守るため、お金のための結婚。しかも、三番目…笑
現代的ではないし、今の時代そういった形で夫婦になっても幸せになれるとは思えないというのが一般的な感覚です。
実際、SNSやレビューを見ていて多いのが、一夫多妻制なんて男の妄想だ!ありえない!という声が溢れていました。
確かに、「ハーレム」が男の妄想だというのは間違いありません。ただ、「一夫多妻制」自体は今もイスラム圏では結構当たり前の社会システムですよね。
ある意味では合理性のある制度で、少子化対策には有効な側面も当然あるはずです。
女性の社会進出を促進することで、男女が対等になっていくことはもちろん良いことですが、それによって晩婚化、そして少子化につながるということを指摘する人もいますよね。
。。。
と、いったような切り口があるのかと私は思いましたが、この漫画は特にそういった社会問題に一石を投じるようなものではなさそうです。笑
なので、思いっきり肩の力を抜いて楽しむことができますので安心してください!
二人の妻のキャラクターも凄く立っていて、絶対に仲良くできるはずないですし、龍之介もツッコミどころ満載なのでこれからどうなるものやら…。
純粋に、ドタバタラブコメ劇として男女共に楽しませてくれるはずです!
絵がとにかく素敵!
ハレ婚。⑴
キャラクターデザインなんかは、完全に少女漫画・女性向けのそれで、かなり可愛く描かれています。
夫の龍之介もダメダメなキャラクターで痛い部分はありますが、愛すべきイケメンって感じですしね。
小春のお父さんもいっつもえろ本読んでますけど、なかなか渋めのちょいワルおやじって感じです。笑
しかも、青年誌の連載であるためパンチラや溢れんばかりの巨乳、男性の視線を意識したアングルなど「必要か?」と突っ込みたくお色気要素もたっぷりです。
私の知る限りでは、女性が青年誌で書くお色気漫画といのはかなり珍しいんじゃないでしょうか。
女性漫画家の描く綺麗なお色気。それだけでも一見の価値ありです!
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まとめ
共同生活する家は?夫婦の営みは?結局龍之介って何者?などまだまだ明らかになっていない要素がたくさんあります。
この第1巻では、キャラクター紹介がメインに描かれている印象です。
これから、一緒に暮らしていくことでもっと1+3の関係性が明らかになっていくんでしょうね。
正直、文化が違いすぎて一夫多妻制というのが夫婦間あるいは、婦婦間にどんなトラブルを生むのかが、私には全然思い浮かばないです。笑
そういう意味でも次の展開が、気になります。
時間を作って早く一気読みしたい作品です!
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