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映画『何者』感想 就活物語?いいえ、これはホラーです。Twitterの検索拒否方法のリンク付き【ネタバレあり】

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公開初日の10月15日。2012年直木賞作家、朝井リョウ原作の『何者』見てきました。

キャストは、佐藤健(拓人)、菅田勝輝(光太郎)、有村架純(瑞月)、二階堂ふみ(理香)、岡田将生(隆良)、山田孝之(サワ先輩)となっています。

主役級が揃い踏みで、これだけでもワクワクしますね。

劇場は、人気の若手俳優がズラっとでること、就活中の若者を扱った題材であることもあって、9割以上が20代の人たちでした。

世代的に微妙に外しているので、「途中まで選んだ映画間違えたかな。」と思いました。

予告もあまり見ずにいったので、男女の惚れた腫れた的なやつがメインだとちょっと見てられないかもとか。就活がテーマってちょっとニッチなんじゃとも。

けど、内容としては通過儀礼としての就活を通して感じる若者の葛藤と人間模様がメインでした。

個人的には、この映画「めっちゃ好き!」です。

なお、あまりネタバレ関係なさそうな映画のように見えて、ある意味ミステリーを見てるような衝撃が後半待っています。

この後ネタバレが、ありますのでくれぐれも気をつけてくださいね。

 ※ここからは、映画本編のネタバレが含まれます。また、内容は批評や論評といった類のものではなく、感じたことをそのまま書き出しただけで寄せ集めのようなものです。友人と映画を見終わった後にあーだこーだ言い合う時のような軽い気持ちで読んでいただけると嬉しいです。

印象的すぎる後半からの展開

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(C)2016 映画「何者」製作委員会

理香が拓人の裏アカウントを見ていることを本人に暴露するところからの展開。ここからがこの映画の本編と言っても過言ではないくらい印象的でしたよね。

いつも冷静で周りを客観的に見て分析することが得意な人物として描かれる拓人。周りからもそう評価されています。

私自身、拓人と同じように周りを見てることが多いです。

なので、いわゆる意識の高い理香や隆良のことを「あーいるいるこういうやつ。」と斜に構えて見てる自分がいました。内心、理香を学級委員みたいと表現する拓人に「足りないもっと言ってやれ」とかも。

拓人目線で見ていたのは、私だけじゃないと思います。

表向きは友好的に振舞っていても、心の中では周りを見下している。友達の成功を素直に喜べない。

そんな拓人のような人は実はいっぱいいるはずです。実際かなり多いと思います。

SNSのない時代には心の中をのぞけるわけもなく、それが誰かに知られるなんてことはありませんでした。

しかし、SNSの時代になりその時々の内面・本音を形に残すことができるようになりました。これってやっぱホラーですよね。

リアルでは言えない周りを見下したような本音、胸の内を意図せず覗かれてしまう。

どこかで人間関係ホラーと言われていましたが、言い得て妙です。

拓人にとっては、お前は単なる腹黒クソ野郎だってことを物的証拠とともに突きつけられるわけですから。

冷静で分析するのが得意。自分の分析は正しい。そんな自分に対する世界観が根底から壊れていってしまう絶望感は相当なものだと思います。

隆良が「2年目だから就活について教えいてくれ」と、ここで初めて観客に拓人が就職浪人していることが明かされるのも衝撃でした。

「お前が一番、周りを馬鹿にできる立場じゃないじゃん」と。

本来なら理香のようにボロカスに言われていいところでしたが、瑞月は全てを知っていながらあの対応。単なる天使でしたね。嫁にしたいところです。

拓人を好きだとは言えない。けど、拓人が大切にしていた演劇に対しては、「大好きだったよ」と伝える瑞月。本当に単なる天使でしたね。本当に嫁にしたいところです。

これがちゃんと救いになって、前に進んで行くと。いい終わり方でした。

にしても、相手を傷つけずに振る方法としてはこれって最適解なんじゃないでしょうか?是非世のモテて困る人たちに覚えておいてほしいです。

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説教されてる感あり?

この映画をみていると、ちょっと馬鹿にして見ていた登場人物たちから説教されているように感じました。笑)

理香からは、劇中にあったようにイタいとか寒いって思われても、もがいている方がいい。

隆良からは、自分が間違っていたら考え方を変える柔軟性を持て。

光太郎からは、寒いとか言ってないで自分が主人公になれよ。

レビューサイトなんかを見ているとあまり評価が高くないのは、この説教感なのかなと思いました。

自分自信を、しかも闇の部分を省みるように促されるようなことは、あまり心地いいものではないですよね。

ただ、私の場合はかなりドMなこともあり、ちょっと考え直さなきゃいけない部分があるなと受け入れることができました。笑)

たった2時間程度の映画で、気持ちが動く。それが、映画のいいところですもんね。

音楽がいいと思ったら、忘れらんねえよが作っていた件

エンドロール流れてる音楽かっこよかったですね。なんか中田ヤスタカさんという有名な音楽プロデューサーの方が作っているそうです。よく知らなくてゴメンなさい。笑)

もちろんエンディングも素敵だったんですが、私はバンドとして歌っていた曲の方が気になっていました。

劇中にでてくる菅田勝輝(光太郎)のバンドの音楽。映画だから必ずしも必要じゃないんだけど、結構しっかり歌っていましたよね。うまい下手はよくわかりませんが、あーなんか好きな音楽だなと思って見ていました。

それで、エンドロールをみているとびっくりしたことに、忘れらんねえよがつくっていたみたいです。

私は、ほとんど音楽は熱心に聞かないのですが、このバンドだけはよく聞きます。なんか魂がこもってる感じでいいんですよね。

まさに、光太郎のようにかっこつけてないところが、かっこいい感じのバンドです。

もし同じように、気になった 方がいたら忘れらんねーよ。劇中で歌われている曲も収録されてるので、是非聞いてみてください!

劇中では「絶対、俺変わってみせるから」と歌われていませたがそれは劇中のアレンジで、本家では「絶対、俺変わったりしないから」です。

たぶん、光太郎が就活を機に気持ちを入れ替えていく感じを表現してたんでしょうね。

まとめ

私は、拓人に感情移入してみていたので、最後の展開には本当心がえぐられましたね。

原作を書いている朝井リョウさんは、SNSの時代に本音と建前を使い分けて、しれっと生活している若者を殺しにかかってるんじゃないかと思いました。笑)

「お前らこうなっても知らないぞ」と。

現実には、瑞月のような天使は存在してないでしょうしね。就職どころじゃなくなるし、みんなから嫌われてひとりぼっちまっしぐらです。

このホラー映画で絶望を疑似体験できたわけですから、この体験をしっかり教訓としていきたいですね。

そこでまずやることは、SNSの検索拒否だと思います。笑)

下にリンクを貼っておくので、メールアドレスでの検索をできなくするように設定してください!

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