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映画『アナベル 死霊人形の誕生』感想/13日の金曜日に公開!

死霊館シリーズの前日譚となる『アナベル 死霊人形の誕生』の感想

✔語りたいポイント

さてー!

13日の金曜日に公開の『アナベル』観てきました。当然、公開初日に鑑賞です。この狙いすましたような日付はこの日に観てくれっていうメッセージだと思っていいですよね。

と言っても、実は本来あまりホラー映画って見ないんですよね。いわゆるお化け、悪魔的なやつ。

正直、そういった超常的なものに怖がれる感性が残念ながら失われつつあるので。ただ、ソウとか最近だとドントブリーズとかスプリットとかそういうサイコスリラー系は好きです。

そんな感じなので、今作の『アナベル』は正直言ってあまり楽しめなかった・・・というか物足りなかったというのが正直な感想です。

ホラーにつきものの死亡フラグが回収されなかったり、肝心のグロ絡みのシーンが省かれていたりが多くて肩透かし的な印象が強いシーンが多かった。

あと、シリーズの初見作品ということもあって、シンプルに分からないシーンもありました。

以下で、ネタバレ含む具体的な感想、やや酷評よりになってますが書いてみたいと思います。

感想(ネタバレあり)

頼むからフラグを回収してくれ

死亡フラグ、この言葉を知ってから私はホラーではここに結構期待してみてしまっているところがあります。

ゾンビ映画なんかでは、調子に乗ったカップルが周りに迷惑をかけるみたいなやつですね。そんなフラグが立とうものなら、当然あっという間に食われます(笑)このフラグがあるからこそ、無罪に死んでも「カルマだな」と納得でる。

それが今作では死亡フラグの肩透かしという憂き目にあった感じがします。

序盤に、6人いる孤児の中での役割分けのような演出が幾つかあって、年長2人は年少の2人をかなり冷遇していました。ベッドの振り分けを勝手に決めるのもそうですし、鬼ごっこの振りをして追い払うところなんかは、かなりイラッとさせられましたよね。

「はい!完全に立ちましたね。フラグ」と思ってワクワクしていたんですが、一向に死なない・・・

というかあれよあれよという間に最後まで生き残ってしまいました。これは、如何に。 完全に肩透かしでした。

まぁ、気持ちは分かります。ただでさえ孤児として不幸な運命にあるのに、更に殺してしまうというのは、ちょっとホラーの本筋とは違う意味を持って来る可能性があります。

それを避けたかったのでしょうね。そういう意味では十分納得できるのですが、ちょっと個人的には物足りなかったです。

肝心のグロいシーンが・・・

あまり悪魔や幽霊的なものでは、あまりドキドキ出来ない。しかし、グロ系のシーンは別腹でそこがホラーの見どころだと思っています。

この『アナベル』でもグロシーンは結構あって、父親が悪魔に十字架を掲げるも指が1本1本剥がされていくシーンなんかは結構ヤバかったです。最近だと『ライフ』で似たシーンがあって完全に悶絶させられたんですが、これもヤバかった。

しかし、なぜか奥さんが殺されるシーンはカットされてるんですよね。磔にされて下半身が引きちぎるられているところを発見されるわけですが、出来ればそのおぞましいシーンも映像におさめて欲しかった。思わず目を背けたくなるようなシーンを踏ん張って直視するというドM体質なので、そこも絶対欲しいところでしたね。

あくまで好みの問題だとは思いますが、期待しているシーンが出てこないのは寂しいものがあります。ソウシリーズなんかと違ってあくまでカップル、家族でも観れるみたいな作品として作られているのかもしれませんね。

1箇所笑えるシーンがあって良い

ストーリーパートも後半ガンガン仕掛けてくる展開も凄くテンポの良い作品でしたが、1箇所だけ思わず笑えるシーンがありました。

それは、親友の娘が1人で寝るのが怖くて、オモチャの銃を持って戦闘準備をしているところ。

観客として見ると「なんて余計なことをと」って感じですが、いい感じの箸休め的なシーンになってて良かったですね。

張り詰め過ぎてた緊張をここで一回緩められることで、次から始まるシーンがまたより一層期待して迎えられる感じ。これは間違いなくこれは考え尽くされた演出なんでしょう。

正直、ホラーに不慣れなせいでこういった特有の演出に気付けていないところがたくさんあるんじゃないかと思います。

勉強不足ですね・・・

語りたいポイント

4人目のシスターの伏線は?

シリーズ初見なので、前作との繋がりがあるのかここの伏線が回収されていなかった気がします。何か示唆的なシーンはあったと思うのですが、説明的な描写は無かったので意味は分からぬまま。

前作との繋がりなのか、それとも次回作への伏線なのか・・・ご存知の方がいたらコメント欄より教えて下さい。

成長したアナベルが一緒にいた男は一体?

最後に逃げ出したアナベルが、養子として引き取られ成長。その後、里親が殺害されるシーンが、ラストに登場します。これが死霊館シリーズへと繋がる話ということなんでしょうか?その時アナベルと一緒にいた男もどういう関係なのか、初見の私にはさっぱり分かりませんでした。正直これも気になって仕方が無い(笑)シリーズを観れば明らかになってくるんでしょうかね・・・

最後に

 『アナベル』というキャラクターとありますし、この作品はシリーズをチェックしていた方が楽しめ要素が増えるような気がします。

完全に13日の金曜日ということで、雰囲気に載せられて観てしまいましたが、予習しておけば良かったかなと少し後悔。

これはちょっとシリーズをチェックしないと始まりませんね。次回ホラー映画を見るときは絶対予習は欠かさない方向でいきたいと思います!

 

死霊館 (吹替版)

死霊館 (吹替版)