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『あせとせっけん』ネタバレ・感想/体臭がコンプレックスだって人は必読ですぞ!

多汗女子と嗅覚男子が織り成す究極フェチラブコメ漫画『あせとせっけん』をご紹介!

あせとせっけん 分冊版(1) (モーニングコミックス)

作品紹介

作者は山田金鉄先生で、もともと「Dモーニング増刊最強ヒロイン特集」にて読み切りで公開された作品です。読者からの好評を受け現在は新連載として公開中。最新話は、「Dモーニング」をはじめ、「まんが王国」にて今すぐ読めます。

あらすじ

【第1話】「君のにおいを嗅ぎに来ます」

女性への影響力が非常に高く大人気の化粧品&バス用品メーカー“リリアドロップ”に勤めるOL・八重島麻子(やえしまあさこ)は、子供のころから重度の多汗症に悩まされていた。そのコンプレックスから、人を遠ざけてしまうほど…。

いつもデオドラント製品を持ち歩き、周りに隠れて人一倍対策に時間をかけている。そんなある日、商品開発部の名取香太郎(なとりこうたろう)に、「君の体臭は素晴らしい! 新商品の石鹸開発のため、これから毎日、君のにおいを嗅ぎに来ます!」と宣言されてしまう。

給湯室、備品置き場など会社の死角でにおいを嗅がれる日々が始まるのだが…。

ネタバレ感想

「またとんでもない漫画が世の中に生まれてしまったな」と…。

そんなお漫画です。体臭をコンプレックスに感じて悩んでいる人はたくさんいると思いますが、これを読んだらそんな悩みが少しは癒やされるかもしれないない。

そんな風に思ったり思わなかったり。

というのも、自分自身(当方は男性)思春期の頃は体臭を非常に気にしていたタイプでして…。毎朝朝シャンを浴びてから学校に行ったりしていました。臭いって言われるのって人として相当ダメージ大きいんですよ。

主人公の麻子も多汗症からくる臭いを気にして1日の多くの時間をデオドラントに費やしています。

くぅ〜、正直、気持ちが分かり過ぎてツラいっす(笑)。

実際、きっちりとデオドラントに気を使っていればさほど体臭というのは周りの人にとって気になるものではないことが多いです。逆に言うと、体臭が気になる人って出が疎かになってることがほとんどなんですよね。

麻子のようにしっかりと対策をしていれば、本来気にすることではないのですが、体臭恐怖に陥ってしまうというのは、同じ経験をしたことがある人なら良く分かると思います。

そんな麻子が良く言えば香りのプロ、悪く言えば単なる臭いフェチの香太郎と出会うことで変わって行く。簡単に言えばそんなお話です。

給湯室で…備品置き場で…会社内のあらゆる死角スポットで至近距離から匂いを嗅がれる日々。一見すると、単なるスケベ会社員同士のの密会にも見えてしまうシーン。エロい目で見るの禁止です(笑)。これは、あくまで商品開発の為に必要な業務の一部ですからね。はい。

ただ、臭わないかと人を遠ざけて生きてきた麻子が自分の本来の匂いを好きだと言ってくれる人が現れたら…、そりゃ色々始まっちゃいますわなと思うところです。

結果、二人がどうなるか…体臭を気にしたことがある人は是非チェックしてみてください。現在は連載ですが、元は1話読み切りで作られているので、完結ものとしてもサクッと読むことができますよ!