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ネタバレ感想『僕たちがやりました』は稲中の再来?爆笑必至の青春ギャグ漫画が爆誕していた件

古本屋さんで試しに読んでみたこの作品。店内で笑いを堪えられそうになかったので思わずまとめ買いしちゃいました!笑

漫画『僕たちがやりました』は、2015年の9月4日に第1巻が発売されています。今更なんですが、完全にはまっています。

どんなところが面白いのか?あらすじや登場人物の紹介をするとともに、ネタバレも交えての感想をお届けしたいと思います!

内容としては、普通の高校生のノリを面白いキャラを通して描く日常漫画…と思わせての非日常漫画といった感じです。笑

王道ギャグ漫画といえば、私のなかでは『稲中卓球部』1択です。同じヤンマガということもあり、どうもDNAを引き継いでいるような作品になっています。

第1巻では、そこに日常から非日常に転落するサスペンス的な要素まであります。

とにかく今のところ王道の青春ギャグ漫画と言って良い作品です!ギャグが嫌いじゃないすべての人にオススメの一冊になっています。

無料の試し読みもできる作品なので、気になる人はチェックしてみてくださいね!

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【作品情報】

ヤングマガジンにて連載中の作品。現在、7巻まで絶賛発売中!

神さまの言うとおり」の金城宗幸が原作、「ヤンキー塾へ行く」「塾生★碇石くん」の荒木光が絵を担当している。

※このあとには、本編のネタバレが含まれます。また、内容は批評や論評といった類のものではなく、感じたことをそのまま書き出しただけで寄せ集めのようなものです。見に来ていただいた方には、友達に借りた漫画を返す時にあーだこーだ言いい合う時のような軽い気持ちで読んでいただけると嬉しいです。

あらすじ

毎日おバカな友達と悪ノリして、くだらないことで笑う。

そんな、そこそこの幸せで満足だと思っていた主人公のトビオ。

OBの先輩は、金払いが良く遊ぶのもちょっとしたトラブルも、全部マネーパワーで解決してくれる強い味方。

何一つ不満がないはずの日常だけど、いつも不穏な空気の中で学校生活を送っているのは、道路を挟んで向かいにある不良高校の存在があるからだ。

「あいつら死んでくれないかなぁ。」

些細なことからトラブルは大きくなっていき、いつの間にか取り返しのつかないレベルまで発展してまう。。。

登場人物

トビオ

未来には、希望しかない。とりあえず今は、そこそこ楽しければ良いと思っている普通の高校生。世の中の序列を素直に受け入れ割り切って生きている。

マル

きのこカットの小動物系むっつりスケベ。相手が聞こえていないのをいいことに暴言を吐くという性格の悪い一面がある。

伊佐美

唯一彼女がいる。社交的で見た目はヤンキーっぽい。笑いのために結構体を張る。

パイセン

親がお金持ちのボンボン息子。学校を卒業して2年たっているが、いまだにOBとして遊びに来る。金払いがいいので、後輩には慕われている。

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ネタバレ感想(第1巻)

キャラの濃い面々による掛け合いがくだらなすぎて面白い!

この漫画、登場人物にいわゆる「良い人」はでてきません。

どいつもこいつもノリの軽いおバカさんたちばかりです。自分自身の周りにも「こんなやついたっけな〜」と学生時代を振り返って、懐かしい気持ちになります。

ただ、レビューなんかを見ているとそこが受け付けないという人も結構いるみたいですね。

確かに普通は、漫画のキャラって正義漢だったりとびっきりの悪だったりチャラかったり。どこかに憧れとか、共感できる部分を持っているものです。

ただ、反論ってわけじゃないですけど、ギャグ漫画の場合そういうのって邪魔になったりしませんか?

稲中』でもそうですが、ギャグの主体になる人たちって性格が良かったら、不幸が降りかかった時に突き放して笑うことができなかったりしますよね。

その点、この主要キャラ四人はきっちりおバカをやってくれています。

  • 罰ゲームでもないのに、自らメンディーカットにしてくる伊佐美
  • 伊佐美の彼女に対しておっぱい大きいねしか言わないマル。
  • ヤンキーに絡まれても華麗にお金で解決してしまうパイセン。
  • そんな仲間と一緒にバカやっていたいが為に、とんでもないイタズラを思いつくトビオ。

みんなおバカで、あまり愛せないタイプのキャラであることは間違いないです。

しかし、だからこそある程度距離を置いたところから笑っていられるようなキャラ設定の工夫がされていると私はかんじています。

ただ、ダンソンとかカンナムスタイルとか時々ネタも入ってくるので、リアルタイムで連載追えてたらもっと楽しめたかもしれません。

なんとか一気読みして、連載に追いつきたいところです。

日常から非日常へ

この漫画、単なる日常を描いているように見えてどこか不穏な空気が漂っています。

それが、近くのヤンキー高校の存在。

弱肉強食のなかで、トビオは自分たちは食べられる側だと割り切って諦めて生活しています。

普通に生活しながらも、とにかく見つからないように息を潜めてる感じ。

同じような経験は、男なら多くの人が経験したことがあるんじゃないでしょうか?

暴力を背景に偉そうにしている奴ら。「いなくなってくれないかな〜」というのは、昔の経験から大いに共感できるところでした。私の場合は。笑

実際に暴力を受けたことのある人は、トビオのように殺意すら感じたことのある人がいても不思議ではありません。

その殺意を、イタズラという形で仕返ししようとするところから、自体は驚天動地の展開に突入してしまいます。

ネタバレありの感想なので、そこまで言っても大丈夫だとは思うのですが、一応まだ読んでない人の為にここでは言わないでおきます。笑

映画で言えば、ファイトクラブシックスセンスの結末を知らされるようなものですからね。

さすがにそこまでネタバレしてほしい人はいないでしょう。

この第1巻の結末、賛否両論あるのは間違いないシーンです。私がどちらかというと実は、まだ決め切れていません。今後の展開次第です。

とにかく次の巻が楽しみ。時間を作って一気読みしたいと思います。

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まとめ

そこそこで良いと思っていた幸せが脆くも崩れ去っていく。

彼らを取り巻く業。

これは、笑って良いのかダメなのか?

いや!良いでしょ。

完全に作品の中に入り込めるほど、感情移入してしまうキャラもいないですしね。

あくまで「設定」として、彼らに降りかかるってくる不幸や非日常を笑い飛ばすという見方を私はしていきたいです。

良くも悪くも王道のヤンマガ作品。

笑えるし、ちゃんと読者を意識してエッチなシーンも出てきたりで、好感が持てます。

キャラクターなんかを見てるとどうしても『稲中』を連想してしまうんですが、これからオリジナリティが出てくるんじゃないかと思います。

いやー、楽しみですね。これの為に連載追いたくなっちゃってます。笑