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ネタバレ感想『約束のネバーランド』は驚愕の事実から始まる異色の脱獄ファンタジー漫画だった!

どうも!脱獄もの大好き!立川あつです。

週刊少年ジャンプ集英社)で連載中の白井カイウ原作、出水ぽすかによる『約束のネバーランド』の第1巻が、12月2日にリリースされました。

異色のジャンプ漫画として連載当初から話題になっていた作品ですよね。

内容としては、脱獄、仲間は子供だけ、頭脳戦、ファンタジー、そして予想できない衝撃的な事実とワクワクするしかない要素が詰まった全く新しい世界観の作品になっていました。

たくさん詰まってるからといって、決してごちゃごちゃはしていません。

週刊少年ジャンプの作品はあまり読まない私ですが、これはホームランです。(ジャンプ+は大好き)

ジャンプの新境地を開く作品で、読んでいないと絶対に損をすること間違いなし。

脱獄ものや謎解き、頭脳戦が好きなら絶対にオススメの一冊になっています。

この記事では、漫画『約束のネバーランド』のあらすじや登場人物の紹介をするとともに、ネタバレも交えて面白いポイントのレビューをしていきたいと思います。

 ※このあとには、本編のネタバレが含まれます。また、内容は批評や論評といった類のものではなく、感じたことをそのまま書き出しただけで寄せ集めのようなものです。見に来ていただいた方には、友達に借りた漫画を返す時にあーだこーだ言いい合う時のような軽い気持ちで読んでいただけると嬉しいです。

あらすじ

外の世界からは閉ざされた孤児院で養母である「ママ」のもと幸せに暮らす子供達。

毎日を幸せに暮らしているが、里親が見つかり次第孤児院からは出ていかなければいけない。寂しいけれど、いつかは自分たちも新しい両親の元へ旅たつ日がくる…。

そんな未来を疑うことなく生きてきたエマ、ノーマン、レイの少年少女3人組を中心に描かれている。

年齢も見た目も違うけれど、兄弟のような存在に囲まれ幸せな毎日を送っていたエマたちだが、とある驚愕の事実を知ってしまい孤児院から脱出することを決意する。

※サイト内で『約束のネバーランド』で検索したら出てきます

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登場人物

エマ

いつも明るく元気な女の子。頭脳明晰な三人組のうちの一人。特に身体能力が高いものの、合理性には欠ける。

ノーマン

三人のうちで一番頭が良い少年。体を動かすことも得意で、優しさも兼ね備えている。

レイ

いつも本を読んでいる少年。他の二人よりも合理性を優先したがる性格。

ネタバレ感想

衝撃的な秘密!孤児院は人間牧場だった…

第1話の最後の瞬間まで、孤児院での平和な日常が描かれます。

ママと慕う存在は本物の母親ではないし、一緒に仲良く暮らしている子供たちは兄弟ではない。

それでも、いつも遊び相手のいるそこでの生活はエマたちにとって幸せなものでした。

孤児になることは喜ばしいことではありませんが、なんかだか毎日が修学旅行のような環境は少し羨ましく思ってしまいます。笑

しかし、里親に引き取られる子に忘れ物を届けようと追いかけたことから、孤児院は異形の怪物・鬼によって管理される人間牧場であることを知ってしまいました。

人が家畜として飼育される。

正直、この設定…完全に少年誌の設定からは外れてしまっていますよね。青年誌では今『食糧人類』という衝撃的なグロ作品が連載中で大人気ですが、奇しくも似た設定になっています。

この作品を読んだ多くの人が言うように、ジャンプらしい作品ではありません。

ひょっとしたら、こち亀をはじめとする長期連載作品が一気に終わることで、少し新しいテイストの作品も入れることにしたのかもですね。

ただ、三人で力を合わせて(友情)知略をめぐらせ(努力)脱獄を成功させる(勝利)というふうに考えれば、コンセプトは崩していないのかもしれません。

いずれにせよ、この漫画が少年ジャンプの未来の看板漫画になるなら、すごい期待してしまいますね。

脱獄&ファンタジーという組み合わせにワクワクが止まらない

私にとっては、脱獄といえば海外ドラマの『プリズンブレイク』を思い浮かべてしまいます。ハードボイルドな世界観のやつです。

過去に多くの名作が生まれている鉄板ジャンル。それが脱獄ものといっていいかもしれません。

ただ、この作品のタイトル『約束のネバーランド』からもわかるように、舞台設定は完全にファンタジーになっています。

表紙からも伝わってきます。

鬼と呼ばれる存在も日本的な化け物ではなく西洋チックなキャラクターデザイン。孤児院で暮らす子供達とシスターの格好をする養母(ママ)の存在もそうですね。

ファンタジーの世界観で繰り広げられる脱獄劇。これは、かなりの新感覚です。

しかも、看守の役割に当たるのは、今まで慕ってきたママですからね。これは、子供心にはなかなか厳しいものがあります。

表面的には変わらない日常を装いつつ子供達を思惑通りに管理しようとするママ、気づかれないように知略を働かせ脱出計画を練っていく子供達。

互いの駆け引きがぶつかり合い、私は毎回ハラハラさせられっぱなしでページをめくる手が止まりませんでした。

脱獄ものの醍醐味をしっかり描いてくれています。

ただ、1巻の中では「鬼とはどんな存在なのか?」「外の世界はどうなっているのか?」などまだまだ、明らかになっていない謎がたくさんあります。

これから、明らかにされていくのだと思いますが、期待感が高いだけにがっかりさせられたくないものです。

作者のお二人と編集さんがんばれ!

※サイト内で『約束のネバーランド』で検索したら出てきます

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まとめ

表紙からしてすごく印象的で、なんだかすごい物語が始まるんじゃないかとワクワクしていましたが、きっちり期待に応えてくれました。

読んでから、表紙を見てみるとまた違った印象に見えてきます。

青空をを囲うように丸く描かれている孤児院と森は、子供達を閉じ込めていることを意味していたんですね。

なんだか一つのアート作品を見ているような味わいがあります。

2・3巻は、隔月で発売されていることが決定しており、3巻までが脱獄編となっているそうです。

私は単行本派なので、今から2ヶ月後が待ち遠しいです。

早く時間経て!

 

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