映画『ゲットアウト』感想 ネタバレ厳禁!まだ観てない人には結末を言っちゃうのは犯罪的なやつだぞ
さてー!
最近、怖いものにハマってる立川あつです。
この『ゲット・アウト(原題:Get Out)』予告から結構好きかもと思ってたやつです。どうも幽霊系のホラーが楽しめないたちなので、今作のような幽霊出ない系のホラー。気になってました!
ただ、監督はもちろん主演・キャストも含めて全く知らない人ばかりの作品なので、それこそお金をかけて見るのはホラー以上の危うさがあります。しかし、まぁそこまで含めてどうせなら楽しめるかなという感じの鑑賞でした。
つまらなかったら、それはそれでブログのネタにすればいいですしね。
映画『ゲット・アウト』★★★★4.0点。 これは世にも奇妙な物語の神回レベル https://t.co/zmgyYrcoR6 #Filmarks #映画 #ゲットアウト
— あつ (@0129_kracpot) 2017年10月29日
結果、個人的には断然好きなやつ。正直、アラサーのおじさんになってしまうと怖さってのはあまり感じなくなってしまっているってのが本当のところ。
「別に怖くねーし!」って厨二を気取ってる訳じゃないですよ(笑)シンプルに鈍感になってしまっているだけ。
ただ、この映画に関しては単純な怖さというよりも、気味の悪さというか違和感。その原因がなんなのかが分からない怖さ。終始、嫌な感じが結末まで続くと言った作りで、全然毛色の違うホラーでした。
なので、鈍感な私でも全然怖がれるやつ!
それだけじゃなくホラーなのにキャラの立ちすぎたステレオタイプな黒人男性がいるのにもクスッとさせられたり。
人種差別が根底にある話ですが、他人種どころか同じ人種とも接点の少ない私には「あまり実感のない文化の話だな」と、正直とっつきにくい面もありました。実際、『ドリーム』なんかは高い評価にも関わらず、自分の中ではいまいち刺さらなかったですしね。
まぁ、実感こそありませんが属性ありきで話をされることとかは、黒人に関わらずあるあるなので痛いほどよく分かります。
そういった文化の違いこそあれ私は、存分にこの世界観を楽しめました!
衝撃的な結末もそういうことかと膝を打つような納得のいくもので、とってつけたようなものではありません。
チープな言い方になっちゃいますけど、世にも奇妙な物語の神回って感じですかね(個人的には褒めてます)。好きな人には絶対おすすめ出来る映画ですよ!
感想(ネタバレあり)
乗っ取られるという恐怖!
ホラーでもスリラーでもいかに人が殺されるかを描くのがメインになりがちですけど、この映画では人が死ぬシーンは最後の最後しか出てきません。
クリスが訪れたアーミテージ家での「何かがおかしい」と感じさせられる出来事。管理人が全速力で走っていたり、自分を惚れ惚れと鏡で眺める使用人だったり。さらにかつての知り合いが全く別人のようになっている。
そこ黒人は全て、催眠と脳手術によって乗っ取られていたわけです。使用人はローズの祖母、管理人は祖父だったと。
この「乗っ取り」って『世にも奇妙な物語』では結構定番のやつですが、私は子供の頃に完全にトラウマを植えつけられたやつです(笑)おばけや幽霊なんかの100倍くらい怖いやつ。
死ぬよりも何か恐ろしいですよね。ちょっと話は違いますがドラゴンボールで悟空とギニューが入れ替わるのも怖かった。ギニューが一生カエルで生きて行かなくちゃいけないのも異常なまでに怖かった記憶があります。
しかも、この映画ではそれを「沈んだ」状態を保ちながら乗っ取られてしまうパターン。想像すらしたくないやつでしたね。
伏線があるから陳腐にならない
正直乗っ取られるっていう設定自体は、世にも奇妙な物語で使われるくらい定番のものですけど、その結末が明らかになるまでの伏線がしっかりしていたので変なB級感がありませんでした。
使用人のジョージナが「私たちを家族のように扱ってくれています(これは実際に黒人のどれが使用人として働いてた頃に言わされていたセリフだそう)」とクリスに説明していたのも、それが事実だったと。管理人も別に押し付けられている訳ではなく「嫌な仕事はないよ」と言うのも強靭な肉体を存分に使えるわけでその通りでした。夜中に完璧なフォームで全力失踪するくらいですからね(笑)さすが元陸上選手って感じです。
ひょっとしたら感の鋭い人はここで気づけた人もいたのかもしれません。
不意に涙を見せたり、鼻血をだして錯乱したりというのも「沈んだ」状態の本人が現れかけていたということですよね。
こういう伏線がミルフィーユのように積み重なっての結末なので450万ドルというアメリカでは低予算の映画ながら、全然陳腐な感じにはなっていませんでした。
これはやっちゃいそうというタイプの差別
あまり、身近な問題ではない人種差別。本来、私の実生活と重ねて観れるものはないかなと思っていたのですが、属性でくくってステレオタイプな評価をするのは身近にあるなぁと思いました。
この映画に出てくる白人は、映画『ドリーム』に出てきたようなあからさまな差別はあほとんどしていません(冒頭の身分証の件以外)。トイレを別にしたり、図書館が使えなかったりというような隔離政策的なものですね。
ただ、黒人というだけで強靭な肉体を持っているに違いないとベタベタ触られたり、なんなら下のモノもでかいんでしょうみたいな事を言われる。黒人だからという属性だけでタイガーウッズやオバマ大統領を持ち出してる。
別にディスってる訳じゃないけど、これはやられてる側からすると大変うざいやつ。「大阪の人はみんなノリが良くて面白いに違いない」っていうのもそういうの期待されたくないって言いますしね。
それが、差別による軋轢の大きい文化圏の人にやれば明確な自覚のない差別になるのでしょう。というか、テレビの外タレの人たちはしょっちゅうこういう扱いを受けているような気がします。
ちょっとこれは身近ではないと思っていた私のようなひとでも考えなきゃいけない問題なのかなと思わされる映画でした。
映画『ブレードランナー2049』感想 ジョイかわいいよジョイ!
さてー!
観てきましたよ!映画『ブレードランナー2049』
観た
— あつ (@0129_kracpot) 2017年10月27日
明日はシンゴシ pic.twitter.com/dqwgZy3sL5
いまだにカルト的人気を誇る本作。私は世代が違うので、オリジナルの影響を受けた作品しか鑑賞したことがありませんでした。
ただ、それで感想を書いても「このにわか野郎!」と往年のファンの方々に怒られるかと思い、一応オリジナルの『ブレードランナー』も一週間前に復習しておきました。
その世界観に圧倒されるのはもちろん、「人間性とは何か」という扱ってるテーマの普遍性も素晴らしいし、そして描かれていない部分こそ想像力を掻き立てられるような映画でした。
映画ファンを唸らせるのも納得です。
そして、時を経て蘇った本作!圧倒的な世界観は健在でしたね。荒廃した未来に無骨なデザインのガジェットの数々。全部男が好きなやつですよ。
それに、家庭用AIって言っていいんでしょか?ジョイがかわい過ぎて困りましたね。ジョイかわいいよジョイ!Googleにはもっと頑張ってもらって早急にジョイと同一の製品を開発してもらいたいものです。
もちろん普遍的なテーマ性も主人公のKやジョイとの関係を通じて描かれていましたし、途中オリジナルの断片もリンクするように作ってありファンの人感涙の映画になっていたんじゃないでしょうか!
ただ、正直に言っちゃいましょう。3時間近い作品だったので若干眠くなったと!(笑)アクションがずっと続くわけでもなく、暗いトーンの映像が淡々と続くこともあり私には睡魔が襲ってくるところもありました。
まぁ、実はミスリードされていたのでラストの衝撃的な結末の為にも眠くなってる暇じゃなかったんですけどね。
映画『ブレードランナー 2049』★★★★4.0点。 相変わらずの圧倒的世界観。3時間近くあってちょっと眠くなったのは内緒 https://t.co/yDUHRqngR3 #Filmarks #映画 #ブレードランナー2049
— あつ (@0129_kracpot) 2017年10月27日
これから先は、本編のネタバレガンガンありでの感想を書いていきたいと思います。
【映画パンフレット】 ブレードランナー 2049 監督 ドゥニ・ビルヌーブ キャスト ライアン・ゴズリング, ハリソン・フォード, アナ・デ・アルマス, シルビア・ホークス,
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感想(ネタバレあり)
全部男の好きなやつ!
オリジナルの『ブレードランナー』での冒頭。退廃した未来のロサンゼルスは「これ本当に昔の映画かいな」と思わされる一大スペクタクルでしたが、今回もまた凄い映像を魅せられましたね。
最近だと『ゴーストインザシェル』の町並みとかに胸が熱くなる訳ですが、その元ネタがこの世界観なんですよね。科学は発達してるけど、決してユートピアって訳じゃなくて今よりも生活は厳しくなってる。
だから、売春もあるし町並みも全然スタイリッシュじゃないし、一つ一つのものも無骨なデザイン。iPhoneがハイパーテクノロジーに観えるレベルです(笑)
ただ、これは男にしか分からない感覚なのかもですが、スタイリッシュでいかにも近未来って感じの世界観ってどうも熱くなれないんですよね。いわゆるディストピア。どこか危うい世界観が、生存本能みたいなものを掻き立ててくれるってもんです。
これが男の好きなやつ!
そして、その世界を飛び回るスピナー。これもまた無骨なデザインでスタイリッシュ感ゼロ(笑)ただ、これが良い。今回はオマケでドローン的なもの(パイロットフィッシュとも言うそう)が上部に付けられていました。男の好きなやつですね!
そして、なんといってもブラスターですよ。曲線的なフォルムのレーザー銃は定番ですが、この世界観には似合わない!無骨なリボルバーっぽいデザインで高火力。胸が熱くなりました。その名も『留之介ブラスター2049』!
名前に日本名が入ってます。留の字がなんで竜とか龍じゃないのか?そもそも神の名前とかじゃなくなんで普通の人名っぽいのかと違和感はありますが、それもブレードランナーの世界観ですからね。納得できます。
トリガーが2つるのも気になりますし、持ち手が木っぽい素材で出来てるのはこの世界観の中では貴重ということですよね。
これが男の好きなやつなんですよ!
完成モデルガン 留之助ブラスター2049(ブレードランナー2049)
ジョイかわいいよジョイ!
パンフレットによるとこのジョイは、「ウォレス社が一般家庭向けに提供するAI搭載のホームオートメーションシステム」だそうです。
帰りの電車のなかで丁度GoogleHomeの広告が目に入ったのですが、この点でははっきり言って技術的にもビジュアル的にもまだまだですね。
AIが必要としてるのはなんと言ってもビジュアルなんですよ。本来、このジョイに対しては「人間性とはどういうことなのかという視点」語りたい人が多いかもしれませんが個人的には「切に実現して欲しい技術」としてか頭に入って来ませんでした(笑)
序盤に登場するシーンでの違和感のない会話そして、無駄にエロい振る舞い。健康で文化的な生活を営む側面から、ジョイの開発に全勢力をつぎ込んで欲しい!切実に!
だかこそ、別れのシーンは心が痛みました。
主人公思いで自己犠牲的な行動は、日本のアニメにも通じるところがあって完全にハマりました。
直筆サイン入り写真 ブレードランナー 2049 ライアン・ゴズリング アナ・デ・アルマス /映画 ブロマイド オートグラフ 【証明書(COA)・保証書付き】
完全にミスリードされていた件
いやー、確かに随分と早い段階でKの正体について示唆するなとは思ってたんですよ。示唆というか完全に「Kはレプリカントの子供である」その真実にどうたどり着くのか?という方向で話は進んでいる・・・と思ってました。はい。
ジョイも散々Kは特別だと言ってましたしね。Kは名前を持つべき、特別な存在。つまり、レプリカントであるレイチェルとデッカードの子供であると。
完全にやられた形です。
まぁ、もともと伏線とかあまり気付ける人間じゃないんですけど、今回も完全にミスリードされちゃいました。これが、中盤にかけて若干睡魔に襲われた理由でもあります。
そういう話ねと分かってしまうと、やっぱり前向きな姿勢が無くなりますからね(笑)
多分、ここを「まだ分からない何かヒントを」と考えながら見ていた人にとっては最後まで眠くなるなんてことはなかったのかもしれません。完全に私の不徳の致すところです。
ただ、Kがステリン研究所で真実にたどり着いた時、なんで所長であるアナが涙を流したのかは疑問に思いました。そこの繋がりがどうもはっきりしないなとは思っていて、答えが最後まで出てこなければ聞いてブログで聞いてみようとは思ってたんです。
まさか、そのまま当人の記憶であったとは思いませんでした。こういったミステリー的な展開も驚かされるばかりでした。もうちょっと敏感なら、何か感じられたんでしょうけどね。これは勉強不足。悔しいところでした。
観終わった人と語りたいポイント
前作ではデッカードは果たしてレプリカントなのか?というオリジナルでは描かれない大きな空白がありましたが、今回はそこまで大きなポイントは無かったかもですね。
ただ、どうしても気になる事がありました。
ジョイは果たして人間性を獲得していたのか?
何度もジョイ、ジョイ言ってすいません(笑)ただ、どうしても気になるところ。ジョイは自らを0と1の集合だと語っていました。これは自分が単なるプログラムされた機械であることを示唆していたんだと思います。
しかし、Kとの逃避行をするところからは完全にウォレス社の利益に反する行動になるので、ウォレス社が意図する振る舞いではないはず。単なるプログラムではなくジョイは人間性を獲得するに至ったと考えていいんでしょうか?
それとも、あくまでAIとしての献身性が現れていただけと考えるべきなんでしょうか?
あるいは、ウォレス社の商品は人間性を獲得するに至っていたと考える事もできるかもしれませんね。
最後に
やっぱり、予習って大事ですね。今作もオリジナルを観てないと分からないということはないですが、絶対予習しといた方が楽しめるやつ。一切観てなければ、ひょっとしたらもうワンランク評価が下がっていたかもしれません。
ただ、なんか前日譚的な映像も公開されていたってことを今知りました(笑)
SNSって便利ですね。映画好きの人をフォローしておけばこういった情報が漏れなく届くんでしょうけど如何せんネタバレが怖くて・・・
どうやら前日譚としてのエピソードが3作ほどあるようなのでそちらもチェックしてみたいと思います!
映画『ミックス。』感想/下ネタまでミックス!家族での鑑賞は要注意だぞ!
映画『ミックス。』★★★3.5点。 ひたすらガッキーがかわいい!キャラが濃くてストーリーというより人間ドラマが際立つこれぞ邦画ってやつ https://t.co/Sagoc9k69G #Filmarks #映画 #ミックス
— あつ (@0129_kracpot) 2017年10月22日
さてー!
卓球を題材にした作品が大好きな、立川あつです。
ミックス。観てきました!
。がついてるのがなんかいいですね。モーニング娘。も。が付いてるし。がついてるとなんか柔らかい印象になります。(なんか。が多すぎて訳わかんない感じなっちゃってすいません)
『ピンポン』は漫画も映画もアニメも評価が高いし、『稲中』なんかはギャグ漫画としてはもう王道というか伝説ですよ!卓球ってなんか素材としてもう既に面白いですよね。
ポスターでは稲中とコラボ、いや『ミックス』してる画像も公開されてて個人的には結構楽しみな作品。
「いやー!やっぱりガッキーですね!」
一周回ってやっぱりガッキーですよ。一周回ると上戸彩って時代がありましたが結婚もしてしまいましたし、今はもう完全にガッキーです。
ガッキーの喜怒哀楽が観られるってだけで、そこそこお腹いっぱいになれます。しかも、かなり際どい下ネタも飛び出しますしね(笑)
ラブコメ、下ネタ、感動それに現実とのリンクだったりオマージュだったりもうあらゆるものをミックスしまくりで暇しない映画でした。結構、映画の中で遊んじゃってる感じのやつです。
まぁ、正直キャストが豪華ってこと以外は2時間ドラマでもいいんじゃないかっていうくらい起承転結がはっきりしてて分かりやす過ぎるのは有るんですけど・・・。
そこらへんも含めて「THE邦画」って感じで友達とかと観に行ったらいい暇つぶしになりそうな気がします。
オリジナル脚本ですしネタバレの心配もないですし、新鮮に楽しめる映画です。
以後、具体的なネタバレも含めた感想を書いていきたいと思います!
感想(ネタバレあり)
一周回ってガッキーがまたしても証明されてしまう
とにかくガッキーがかわいい訳でガッキーのかわいさに触れない訳にはいかない映画なんですよ。卓球に縛られて一切おしゃれをしてないガッキー、普通のJKになっておしゃれをしてるガッキー、ヤマンバになってるガッキー。どれも結局のところかわいいわけです。
プロローグでは王子様が現れるのを夢見てるけど相手が見つからないアラサー女性って感じで描かれてるわけですが、全然現実のかわいさに沿った設定になっていない!
同僚と一緒チアコスして応援するシーンなんかでも、周りとの差が激しすぎて完全に浮いちゃってるレベルなのに何故か若干隠キャよりの扱いになってなってます。設定をぶち破ってしまうほどの破壊的なかわいさでした。
なんと言っても一番は、ハギの仕事現場で一緒になって水をかけ返すシーン。「ひたすらガッキーと水を掛け合いたい人生だった・・・」と劇場のみんなが思ったことでしょう。あのときばかりは斎藤さんになりたかったですね。
そして、ハギとくっつくっていうのは予定調和な感じありますが、ラブコメ的なやつだしキスシーンはいらんだろとちょっとイラっとしたのは内緒です。
下ネタもミックス!家族連れの子供さんがちょっとざわついてたぞ!
主人公の多摩子は少女漫画にでてきそうなキャラ、ポスターやCMなんかでもポップな感じで家族で観れる感出してる映画だと思うんですけどやってくれましたね。
完全に下ネタぶち込んできました。特に、卓球スクールでハギと多摩湖が再開するシーンなんか冒頭のシーンを見逃してる人が観たら完全におセッセしちゃった話になっちゃてるんやんけ。笑
家族連れの子供さんが鼻血出してる意味がわからずに完全にざわついちゃってました。やってくれましたよ。本当に。
その他にも斎藤さんの冷やかしもおかずがどうなのかなり下品な下ネタをところどころでガツガツぶち込んできます。内容的に午後9時から始まる映画素材として凄く良さげなわかりやすい映画なのに、家族で観てるお茶の間を完全に凍りつかせるタイプのやつです。
お父さんがすっと「そろそろ風呂にするかな」って立ち上がるやつですよ。これは、ちょっとテレビ公開になったらSNSがざわつくのが容易で想像できますね。けど、それもちょっと楽しみかもです。
油断したら泣かされる!気をつけろ!
ラブコメ要素が強いので、あまり泣かされるのは想定してなかったんですけど、ちょこちょこ泣かせにかかってるくるシーンがあって困りました。私が一番きたのは、多摩湖が陰口を叩かれてそれをハギに支えられて帰るところ。
二人して人生どん底ってくらい落ちてるところで支え合って卓球に打ち込む決意をする瞬間でもあります。誰でも一度は惨めで情けなくなることが人生で一度や二度あると思いますが、このシーンは自分自身を重ねて感情移入してしまう人も多かったんじゃないかと思います。
結構やばかったです。
起承転結の分かりやす過ぎるストーリー、「映画を観た!」って感じは少なめ
「次の瞬間何が起きるのか」っていうドキドキ感はない完全に安定しきってるストーリー。最初の出会いが最悪の印象から徐々にくっついていく、最初に大会出場すれば挫折を味わうのも当然。
大会前のトラブルで出場が危ぶまれるのも乗り越えて出場できるのも当然。どれも既視感があって全体的なストーリーとしては完全に安定しちゃってます。既定路線というか予定調和というか。
こういう見方になってる自分が残念でもありますが、物理法則並みの確固としたストーリーは毎週映画を観に行く人間にはちょっと物足りなさがありました。まあ、初めからそういう映画でないってのは分かりきってはいるんですけどね。
それならテレビで見せてくれてもいいんじゃないかっていう思いもあります。ケチくさいですけど通常料金なら1800円ですからね。1800円出すからにはなんかもうひと押し欲しかった。
みんな観に行った方がいいよって言いたくなる映画にはもうちょっと届いてなかった気がします。
最後に
ちょっと最後の方にdisっちゃいましたけど、終始クスクスと笑ってられる感じの友達と観たら楽しいだろうなって感じの映画でした。それに、卓球を扱うものしては名作映画があるなかで勇気を出して作った力作だと思います。
脚本がリーガルハイを書いていた方のオリジナルだそうで、キャラの見せ方とかを考えるとなるほどなって感じですよね。
年末も近いですし、こういったテイストの作品が好きな方は動画配信サイトなどで見返してみるのもいいかもしれませんよ!
映画『アトミックブロンド』感想/偏差値低めアクションとシャーリーズ・セロンのどスケベな濡れ場は必見!
映画『アトミック・ブロンド』★★★★4.0点。 偏差値低めだけど面白いヤツ!
— あつ (@0129_kracpot) 2017年10月20日
ジョンウィック好きな人は絶対ハマる
https://t.co/l1nczwPcWd #Filmarks #映画 #アトミックブロンド
さてー!
スパイ映画は劇場で寝てしまうことの多い、立川あつです!
先日、女スパイ映画『アトミックブロンド』観てきました。正直、スパイって存在自体が親近感ないし感情移入しようがないのであまり好きではありませんでした。
しかし!
これは、いいですね。いや本当に。この偏差値が低い感じのアクション。アクションありきでキャラクターをどう魅せるかみたいな映画大好きです。
なんか『ジョンウィック』っぽいなと思ったら、後でパンフレットを見たらやっぱりジョンウィックの監督だったみたいです。たぶん、この監督が作る映画全部好きな自信あります(笑)これからは要チェックで追いかけていきたいですね。
そして、なんと言ってもシャーリーズ・セロンの百合的な濡れ場!これがエロい。エロ過ぎます。これだけでも間違いなく観に行く価値があるやつ。
そして、偏差値低めといいつつ時代背景や着地の仕方なんかは結構凝ってて意識高いです。ここらへんは『ジョンウィック』と違うところでしたね。いやー、『ジョンウィック』みたいにシリーズ化して欲しいですね!
以下では具体的なネタバレありの感想になっています。まだ観てないって人は気をつけてくださいね!
感想(ネタバレあり)
長回しの偏差値低めバトルが最高!
冒頭、取り調べを受ける前の水風呂に入るシーンで裸体が顕に。ほとんど刃牙みたいに傷だらけのカラダを披露してこれは只者じゃないな感がビシビシ伝わってきましたが、その期待に見事答えてくれるバトルっぷりでしたね。
ホースを使ったりとにかくその場にあるものを武器にして相手を痛めつけるのは、ジョンウィックでもお馴染み。流石だなって感じです。
1番激しかったのは中盤あたりでスパイグラスを逃がそうとする件の長回しバトル。屈強な殺し屋達を相手ボロボロになりながら偏差値の低いバトルをやり合って最後に辛勝するところなんかはある種のカタルシスがありました。
これが最後の最後まで続くわけで飽きる訳がないです。
シャーリーズ・セロンとソフィア・ブテラのどスケベ百合シーン
ハリウッド映画の良いところは、みんな思いっきり良く脱いでくれるところですよね(笑)確かにスパイ映画に出てくる女と聞くとハニートラップのイメージですが、今作ではそうではなく新米女スパイとの百合シーンでした。
カッコ良さとか映像美にこだわってる感じの映画なので男女の絡みではないっていうのはある意味必然なのかもしれません。バストトップは当然のように出ちゃってるし、体位が分かるようなかなり生々しいシーンでしたけど、エロい中にも芸術的な何かを感じるのが不思議でした。
だからか正直R15指定する程、性的って感じじゃないんですよね。去年、韓国映画で『お嬢さん』を観てきたんですけど、そっちの方が性的な描写としてはかなり濃厚でボリュームもたっぷりでした。映画というより頭にピンクが付きそうなレベル(笑)
もし『アトミックブロンド』に次回作があるならそこにも期待したい次第です。
魅せ方がカッコ良過ぎてクセになる
たぶんこの監督のこだわりなんだと思うですけど、いちいち細いところでカッコ付けた演出が入るのがクセになるのは私だけでしょうか?
劇中で流れてるはずの音楽が、そのままBGMに切り替わるみたいなシーンが幾つかあってこういう音楽との融合がいちいち格好良かったり。あと、テロップっていうんですかね?それもスプレーで型を取るやつで出て来るのがいちいちオシャレ。この演出はジョンウィックっぽかったですね。
現実味からは遠く離れた感じにはなりますが、そういうのって面白いかどうかとは関係ないんだなと思わせてくれました。似たようなテイストだと最近観た『ベイビードライバー』なんかも結構クセの有る演出だけど、いちいち格好良い映画でした。
こういう振り切った映画がもっともっとできたら個人的には胸熱です。
ストーリーはというと・・・
重要なリストが奪われてそれが敵の手に渡るとオワリみたいなものって、海外版世界系っぽくてたくさん観てるとありがち過ぎて、食傷気味に・・・
というのが正直なところです。何も考えずに見られるっていう点ではいいんですけど、正直後に残らない悲しさがあるのも事実。その分キャラクターや映像に凝ってるのは良く分かるんですけど通常料金だと1800円ですしね。ちょっと何か気付かされたり啓発的な何かを期待して観てしまってる自分もいて残念な感じはあしました。
ラストに関しても、すべての糸を引いていたのはアメリカだったと。これは裏の裏をかかれるスパイ映画っぽさもありますが、取ってつけたような後付とも捉えることが出来そうな終わり方だったかなと。
観た直後は前者の気持ちが強かったんですけど、徐々に後者の印象に支配されつつあります(笑)
ここらへんはまぁ若干残念とも言えるかもしれません。
最後に
『マッドマックス』でフェリオサ役を演じたシャーリーズ・セロンを主役に迎えて、『ジョンウィック』シリーズの監督を務めたデヴィッド・リーチがメガホンをとった女スパイハードボイルドとも言える今作。全体的には大満足でした。
何も考えずにスカッとしたい時に最適なんじゃないでしょうか。もし、まだジョンウィックシリーズを観てないという方がいたら是非一度観てください。この『アトミックブロンド』にハマった人なら絶対楽しめると思いますよ!
劇場版『コードギアス 反逆のルルーシュ I 興道』感想/単なる総集編ではない!全編アフレコ、新規カットも豊富で大満足の出来栄え
✔劇場版『コードギアス 反逆のルルーシュ I 興道』を観てきた感想を書いています
✔目次前はネタバレなし、目次以降はネタバレありです
映画『コードギアス 反逆のルルーシュⅠ 興道(こうどう)』★★★★4.5点。 懐かしさもあいまってやっぱり良い!
— あつ (@0129_kracpot) 2017年10月21日
総集編だけど結構リメイクしてるし、… https://t.co/vOhKrwZv8O #Filmarks #映画
さてー!
ファンにはたまらないコードギアスの総集編がいよいよ始まっちゃいましたね。私は、学生時代にこの作品を結構リピートして観ていたので、公開前から大分期待していました。
結果から言っちゃうと、十分そのハードルを超えてくる出来栄えでしたね。
「控えめに言って最高!」ってやつ。若干思い出補正もかかってるでしょうけど、間違いなくそれ。
まず、総集編という形ですけど、当然劇場で観れるっていう有り難みがあります。大きい画面にクリアな音響。家のテレビで見るのとは全然違う迫力があります。
そして何より、重要な場面でセリフの言い回しがテレビ版とは違ったり、視点が違ったりで結構別物として観られる新鮮さもありました。特にセリフに関しては全編取り直しということもあり、熱心なファンならかなり違いを実感できるレベルです。
声優さんのことはあまり詳しくありませんが、入場特典CDなんかがあることを考えると声優目的で鑑賞にくる人もたくさんいるんでしょうね。実際、コードギアスの出演者漏れなくイケボですし(笑)観客も2割くらいは女性だったと思います。
ただ、やっぱり劇場を出る時の声としては、期待してたシーンがカットされている嘆きはちょこちょこ聞かれましたね。
皆さんはどうでしたか?
以下ではネタバレありの感想を書き散らしていきたいと思います。
感想(ネタバレあり)
プロローグからのオープニング曲colorがやっぱり良い
初見の人にも分かりやすくプロローグが挿入されてスタートしましたが、いきなりビックリさせられました。
「総集編というよりリメイクか?」と
自分の記憶には皇族の幼少期の姿は記憶に無かったので。単に声を入れ替えるだけじゃなく、リメイク感の強い映画になっているのがファンとしては嬉しかったです。
そして、そこからテレビシリーズのようにオープニングでcolorが流れる。懐かしさで若干泣きそうになるレベルでした。あれから10年くらい経ってるんですっけ。時の流れは残酷ですね(笑)
けど、何度聞いても良い曲。胸熱です!
厨二心が刺激されまくる
「撃っていいのは、撃たれる覚悟のある奴だけだ」といった言い回しに植民地と化した日本とレジスタンス。騎士や皇族といった設定。徹底的に厨二心を刺激してくるテーマの数々が組み込まれているアニメなので、正直今見ると若干の気恥ずかしさがありますがそれでもやっぱり面白い!
セリフもかなり舞台調というか日常生活ならかなり違和感がある喋り方なんですけど、この世界観ならぴったりくるんですよね。
映画ではルルーシュ視点だったせいかややルルーシュが正義的な印象で描かれていますが、善悪二元論では説明できない正しさのあり方の衝突というのもこのアニメがきっかけで意識するようになった気がします。
この何か示唆的なストーリーもやっぱり厨二心をビシビシと刺激してくる!最高です!
伝説のシャルルスピーチも健在
個人的な名シーンの1つがクロヴィスの死の後のスピーチなんですけど、劇場版でもきっちりやってくれましたね。当時はニコニコ動画にオマージュ的な動画も上げられていて笑わせてもらった記憶があります。
「不平等は悪ではない、平等こそが悪なのだ!」
内容に共感するかどうかは別にして、現実に置き換えても世界の本質を捉えているような言葉の数々。まさに名スピーチでした。核心的な部分は変えずに若干改変されていたと思います。詳しくは思い出せないんてすけど(笑)
リフレインのエピソードがカットだと・・・
少し残念だったのがカレンがメインのリフレインのエピソードがカットされていたこと。リフレインの中毒になってしまった母親を見捨てることができず葛藤するシーンは、テレビシリーズを見ていた頃恥ずかしながら泣いてしまいました。
そこがカットされてしまっていたわけですが、これはある程度仕方ないかなと思うところです。タイトル『興道』からも分かる通りルルーシュの歩みに焦点を絞った総集編なんでしょう。かなりの山場であるシャーリーの父親の死からの件もばっさりでしたしね。あと、学園ものとしても楽しめる文化祭回もカット。
結構楽しみにしてた人も、多かったんじゃないかと思うんですけどね。ただ、今回映画から入ってコードギアスが好きになった人にとっては楽しみがまだたくさん残されてるということでもありますよね。
まだ、テレビシリーズを観ていないという人は、東堂救出作戦までの回を復習してみるのもいいかもしれません。
見終わった人と語りたいポイント
劇場版でのルルーシュのラストは果たして?
今回は思わず劇場でパンフレットを購入してしまったのですが、その中でルルーシュを演じる声優の方が、「新しく撮り直すことがわかる、全然違う作品になっている」と言及されています。これは、新カットが入ることを言っているのだと思います。あるいは、たくさん劇場に呼び込む為にちょっと大げさに言っている可能性もあるでしょうか。
ただ、ここまで言わしめるのであれば一ファンとして期待してしまうのが、ラストはどうなるのかですよね。三部作なのでラストはまだまだ先のことですが、ネットでも物議を巻き起こした「ルールーシュに関する仮説を裏付けるような新カットが入るのでは?」と私は考えています。
みなさんはどう思いますか?
最後に
アニメ総集編って聞くとファンの為だけの集金映画と言われてしまう事も多い昨今ですけど、これを見る限りではファンはもちろん新規の人も取り込む為に作られている印象でした。
どうしても駆け足にはなってしまいますが、ルルーシュを基点とした重要なポイントは外さずあらゆる人に楽しんでもらえる構成になっていたと思います。
見たかったカレン視点やシャーリー視点のエピソードはDVDか動画サービスを復習して次の公開に備えようかと思います!
劇場版『Fate/stay night[Heaven's Feel]』感想/桜やセイバーとの関係がエロゲっぽいと思ったらエロゲだった
✔劇場版『Fate/stay night(フェイトステイナイト)[Heaven's Feel ヘブンズフィール]』を鑑賞した感想
映画『劇場版 Fate/stay night Heaven's Feel I. presage flower』★★★3.0点。 これは確かにシリーズ初… https://t.co/bmeTDU69pp #Filmarks #映画
— あつ (@0129_kracpot) 2017年10月15日
さてー!
今回は、劇場版『Fate/stay night[Heaven's Feel]』を鑑賞してきました。多くのレビューと違うのは、私の場合シリーズ初見であるということです。
本当は当日、ポストカード目当てでエウレカセブン ハイエボリューション1を観るつもりで映画館に行ったんです。
しかし、そこにはびっくりするくらいの行列が・・・劇場外にまではみ出てます。
Fateの行列にびっくりしたので、一応観てみよう。全く持って世界観分からないんだけども
— あつ (@0129_kracpot) 2017年10月14日
「おい、おい、おい・・・めっちゃさむいのに」と少しかわいそうなほど。
どうやらFateの最新作の公開日と重なったようです。人気シリーズであることは知っていましたが、まさかここまで期待されている作品だとは知りませんでした。
予定通りエウレカセブンは鑑賞したのですが、あの行列の熱気にほだされて空席チェックをしてみると、ほとんどの回で完全に満席。しかし、偶然にもキャンセルが出ていたようで夜の回で1席だけ空席がありました。
「これも何かの縁」ということで観てみることにした次第です。
なので、はっきり言って前知識はほとんどありませんでした。一応SNSでレビューを確認すると、予習はしといた方がいいとのことなので公式サイト、他シリーズのあらすじや世界観だけはチェックしておきました。
結果を言ってしまうと「シリーズ初見の人には予習をしていてもかなりキツい」作品かと思います・・・
というのも、説明的な描写がかなり少なくかつテンポが速いのでハイライトを見せられているような印象でした。
ただ、バトルシーンの迫力は普段観ているアニメの比ではないほど凄まじいですし、中2チックなダークな世界観はこれを若い頃に観ていたらヤラれちゃうだろうなという危うさを感じましまた。
もし、これから初見で劇場版を見る予定の人がいたら少なくともゲームだけでもやっていたほうがいいかもです。確かスマホ版は1つのルートは無料でできるんですよね。
以下で具体的な感想を書いていきたいと思います!
感想(ネタバレあり)
プロローグは現実感が高く一般ウケするやつ
まず、セイバーのマスターになるくだり以前のプロローグ?的なエピソードはびっくりするほどリアリティが高くてびっくりしました。予告なんかで出てくるバトルを観ているとかなりファンタジーに寄ってるようなイメージだったんですよ。
それがケガをして部活動から離れたり、友人との軋轢があったり。身近に自分のことを好きで居てくれる女の子がいたり。学園モノとしての王道な展開で誰にでも親しみ安いものになっていました。
どうやら魔術を使えるらしいという以外は、現実世界に寄り添っていて雰囲気的にはこのまま学園ホラーが始まるのではと思えるほど。
これなら全然とっつきにくいとか、分かりにくいなんてことないでしょってのが序盤の印象でした。
テンポが速すぎやしませんか?
そして、ここからのテンポが以上に速かった。説明的な描写が一切なく、特にフラグといえるような助走もなく一気に駆け抜けていく感じ。聖杯戦争についてや、セイバーのマスターになる敬意などは事前予習していたので、なんとかクリアしましたがそれ移行はかなり厳しい。
3部作と聞いていたので、そこまで駆け足にはならないだろうという予想だったんですがけどね。
聖杯戦争に参戦することに決めたところから、一気に怒涛のバトルが展開されていきます。
バーサーカー戦ではあっという間にやられ、キャスパー戦ではあっという間にやつける。バーサーカー戦に至ってはどうやって窮地を乗り切ったのか、それすら分かりませんでした。
キャラクター自体は分かりやすいものですが、正直そのバトルに至るまでの人間ドラマが全く見えてこない(笑)
原作アニメやゲームをやり込んでいる人達からすれば、そうなるのが必然的なんでしょうけど、流石にシリーズ初見の人にとっては厳しいですよ。これでは。
他にも刀を使っていたキャラクターもかなり重要な立ち位置のように見えるのに、死ぬとこしか見せ場がない。ランサーも間違いなくやり手なのにいきなり登場で、バトルだけしてしかもやられてしまう。
悔しいけど迫力だけで、思い入れがないのでどうも感情移入が難しい感じでした。
桜やセイバーとの関係がエロゲ的だなと思ったらエロゲだった
圧倒的なバトルの一方で、桜との関係が並行して進んで行くわけですが、夢でのスケベ的な展開や仕方なく家に泊まってもらうことになる。
こういったシーンが挟まれるあたり、少しエロチックだなと思ったらどうやら元はエロゲの作品だったんですね(笑)正直、その点は納得してしまいました。通称桜ルートと言われているみたいなんですけど、そこらへんもなんだかエロゲっぽい気がします。
しんじが、桜を連れ戻そうと家にやってきた時の言葉も、かなりエロ要素としては際どい線を行ってましたしね。女の子キャラもよりどりみどりな感じですしね。
恐らくゲーム、アニメではもっと濃い関係性がそれぞれにあるのでしょう。そこの背景を知っているかどうかは、楽しむためのかなり重要な要素になっていそうです。
最後に
SNSのレビューを読み返して見ると、やはり初見には厳しいかもとの意見が多いですね。しかし、評価は高い。
この評価からも如何にファンの人達を楽しませるかということに主眼をおいて作られた作品だということがよく分かります。
正直、もうちょっとレビューを良く観察してから、観るべきだった。痛恨ですね。ただ、せっかく人気作品に触れたので、このまま完結までしっかり観ようと思います。
それまでには、ゲームのルート1つとテレビシリーズ1本は確実にチェックして起きたいところです。
復習の為に劇場でパンフレットを購入しようとしたのですが、夜の段階でもう売り切れ。ネットでは代理店(転売屋w)から購入できるようですが、かなり価格が高騰してるみたい。私には今は手を出せない状況です。再入荷待ちになりそう。
映画『アナベル 死霊人形の誕生』感想/13日の金曜日に公開!
✔死霊館シリーズの前日譚となる『アナベル 死霊人形の誕生』の感想
✔語りたいポイント
さてー!
13日の金曜日に公開の『アナベル』観てきました。当然、公開初日に鑑賞です。この狙いすましたような日付はこの日に観てくれっていうメッセージだと思っていいですよね。
と言っても、実は本来あまりホラー映画って見ないんですよね。いわゆるお化け、悪魔的なやつ。
正直、そういった超常的なものに怖がれる感性が残念ながら失われつつあるので。ただ、ソウとか最近だとドントブリーズとかスプリットとかそういうサイコスリラー系は好きです。
そんな感じなので、今作の『アナベル』は正直言ってあまり楽しめなかった・・・というか物足りなかったというのが正直な感想です。
ホラーにつきものの死亡フラグが回収されなかったり、肝心のグロ絡みのシーンが省かれていたりが多くて肩透かし的な印象が強いシーンが多かった。
あと、シリーズの初見作品ということもあって、シンプルに分からないシーンもありました。
以下で、ネタバレ含む具体的な感想、やや酷評よりになってますが書いてみたいと思います。
感想(ネタバレあり)
頼むからフラグを回収してくれ
死亡フラグ、この言葉を知ってから私はホラーではここに結構期待してみてしまっているところがあります。
ゾンビ映画なんかでは、調子に乗ったカップルが周りに迷惑をかけるみたいなやつですね。そんなフラグが立とうものなら、当然あっという間に食われます(笑)このフラグがあるからこそ、無罪に死んでも「カルマだな」と納得でる。
それが今作では死亡フラグの肩透かしという憂き目にあった感じがします。
序盤に、6人いる孤児の中での役割分けのような演出が幾つかあって、年長2人は年少の2人をかなり冷遇していました。ベッドの振り分けを勝手に決めるのもそうですし、鬼ごっこの振りをして追い払うところなんかは、かなりイラッとさせられましたよね。
「はい!完全に立ちましたね。フラグ」と思ってワクワクしていたんですが、一向に死なない・・・
というかあれよあれよという間に最後まで生き残ってしまいました。これは、如何に。 完全に肩透かしでした。
まぁ、気持ちは分かります。ただでさえ孤児として不幸な運命にあるのに、更に殺してしまうというのは、ちょっとホラーの本筋とは違う意味を持って来る可能性があります。
それを避けたかったのでしょうね。そういう意味では十分納得できるのですが、ちょっと個人的には物足りなかったです。
肝心のグロいシーンが・・・
あまり悪魔や幽霊的なものでは、あまりドキドキ出来ない。しかし、グロ系のシーンは別腹でそこがホラーの見どころだと思っています。
この『アナベル』でもグロシーンは結構あって、父親が悪魔に十字架を掲げるも指が1本1本剥がされていくシーンなんかは結構ヤバかったです。最近だと『ライフ』で似たシーンがあって完全に悶絶させられたんですが、これもヤバかった。
しかし、なぜか奥さんが殺されるシーンはカットされてるんですよね。磔にされて下半身が引きちぎるられているところを発見されるわけですが、出来ればそのおぞましいシーンも映像におさめて欲しかった。思わず目を背けたくなるようなシーンを踏ん張って直視するというドM体質なので、そこも絶対欲しいところでしたね。
あくまで好みの問題だとは思いますが、期待しているシーンが出てこないのは寂しいものがあります。ソウシリーズなんかと違ってあくまでカップル、家族でも観れるみたいな作品として作られているのかもしれませんね。
1箇所笑えるシーンがあって良い
ストーリーパートも後半ガンガン仕掛けてくる展開も凄くテンポの良い作品でしたが、1箇所だけ思わず笑えるシーンがありました。
それは、親友の娘が1人で寝るのが怖くて、オモチャの銃を持って戦闘準備をしているところ。
観客として見ると「なんて余計なことをと」って感じですが、いい感じの箸休め的なシーンになってて良かったですね。
張り詰め過ぎてた緊張をここで一回緩められることで、次から始まるシーンがまたより一層期待して迎えられる感じ。これは間違いなくこれは考え尽くされた演出なんでしょう。
正直、ホラーに不慣れなせいでこういった特有の演出に気付けていないところがたくさんあるんじゃないかと思います。
勉強不足ですね・・・
語りたいポイント
4人目のシスターの伏線は?
シリーズ初見なので、前作との繋がりがあるのかここの伏線が回収されていなかった気がします。何か示唆的なシーンはあったと思うのですが、説明的な描写は無かったので意味は分からぬまま。
前作との繋がりなのか、それとも次回作への伏線なのか・・・ご存知の方がいたらコメント欄より教えて下さい。
成長したアナベルが一緒にいた男は一体?
最後に逃げ出したアナベルが、養子として引き取られ成長。その後、里親が殺害されるシーンが、ラストに登場します。これが死霊館シリーズへと繋がる話ということなんでしょうか?その時アナベルと一緒にいた男もどういう関係なのか、初見の私にはさっぱり分かりませんでした。正直これも気になって仕方が無い(笑)シリーズを観れば明らかになってくるんでしょうかね・・・
最後に
『アナベル』というキャラクターとありますし、この作品はシリーズをチェックしていた方が楽しめ要素が増えるような気がします。
完全に13日の金曜日ということで、雰囲気に載せられて観てしまいましたが、予習しておけば良かったかなと少し後悔。
これはちょっとシリーズをチェックしないと始まりませんね。次回ホラー映画を見るときは絶対予習は欠かさない方向でいきたいと思います!