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『僕たちは元気です』ネタバレ・感想/“肉喰い”を突破して母のもとへ!ゾンビの世界を旅する兄妹サバイバルが面白い!

漫画『僕たちは元気です』の作品情報(試し読み)、あらすじネタバレあり)、感想を書いてみました。

僕たちは元気です(1) (講談社コミックス)

作品情報(試し読み)

11月13日にマガジンポケットにて連載がスタート。4月9日に講談社より単行本第1巻が発売される。作者・摺澤翔にとっては初の単行本刊行作品。近未来の日本を旅する兄妹の二人・裕貴と唯が、“肉喰い”と呼ばれる怪物が支配する世界でサバイバルする姿を描く。

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あらすじ(ネタバレあり)

第1話  遠くのあなたに

2021年春、とある病院にて死亡したはずの患者が蘇り、人を喰らう怪物へと変貌する。“肉喰い”と呼ばれる彼らは捕食による感染によって急増。日本は地獄と化していた。なんとか生き延びている22歳の裕貴と14歳のの兄妹は、母に会うため、“肉喰い”と格闘しながら日本を旅している。

富山の田舎を移動中、二人は物資の確保の為にコンビニへよることに。そこは比較的安全で、二人はしりとりをして遊んだり、裕貴が唯に“肉食い”の倒し方を教えたりしながらこの世界での日常を楽しんでいた。しかし、唯がトイレに入ろうとするとそこには大量の“肉食い”が潜んでおり、一気に襲いかかってきた。

唯の機転によりなんとかピンチを脱出する。こんな悲惨な世界になっても唯は、いつも通り明るく元気だった。母のもとを離れて12年。もう会うことはないと思っていた母に会いたくなった二人は、東京を目指して旅を続ける・・・。

感想

ゾンビは漫画に限らず映画、海外ドラマと全部好きで見かけたびにチェックしています。昨今のゾンビ作品の多様化は、異常と言えるレベルですがコンテンツとして優秀なのかどんなジャンルでも大ハズレがなく楽しめるのが良いですよね。“肉食い”と呼ばれるゾンビは、ぽぽぽとおかしな音を発するのが特徴ですが、これが今後どういう意味を持ってくるのか気になるところです。

ストーリーとしては、離れ離れになった母に会いにいくという結構王道中の王道。ゾンビものでなくても泣かされるやつですね。ただ、ゾンビコンテンツにありがちなサスペンス感よりも、こんな悲惨な日常でも明るく元気な唯のキャラクターを全面に押し出してる印象があります。裕貴がコンビニでしりとりに付き合わされたりするのがまさにそれですね。このキャラクター重視というのは漫画ならではの重心の置き方で、感情移入しやすいです。今後も、兄がこの唯にやれやれしつつ旅を続けていくという感じなんでしょうか。